私の事しか語れない。

日々の彼是。脳内垂れ流し。

注入されたことの彼是。

ワクチン接種の1回目を受けてきたので、備忘録。

国内でのワクチン接種が始まったのは、春先だっただろうか。

自分はいつ打てるのかなと思いつつ、待つしかなかった。

職域接種を受けることが可能だと言われたのは、6月初めだったと思う。

自分の会社自体はそれほど大きくないが、出入りしている客先の大企業の協力会社枠として、打つことが可能だと知り、正直安堵した。

しかし、しばらくすると、ワクチンの供給が安定しないので、日程は延期になると連絡があった。

肩透かしを食らった気分になりつつも、同じようなことは全国で起こっていたので、仕方ないと受け止めた。

職域接種の希望を募っていたのと同じ頃、自治体から基礎疾患を持つ人に対しての接種希望を募る案内が届いた。

幸か不幸か自分には申請するような持病はない。夫は、喘息持ちなので、職域接種の希望は出しつつ、自治体の接種希望も出していた。

なので、職域接種の予定が延期になると、職域接種の希望をキャンセルし、自治体の摂取予約をした。夫のかかりつけの医院で、2週間後ぐらいの予約を取り、接種してた。

先に打てる夫を羨ましく思いつつも、職域接種の日程が決まるのを待っていたが、自治体が高齢者や基礎疾患のある人以外にも接種クーポンを出すのと同時期に、とうとう職域接種自体の予定が無くなってしまった。

私の住む自治体はそれなりにウェブサイトなどにも力を入れているようで、ワクチン接種に関しての様々な情報が特設サイト上で確認することが出来た。

それによると、市の大規模接種会場でのモデルナワクチン接種を最短の日程で予約することが出来そうだった。

案内に従って、希望場所、日時などを入力するだけで、簡単に1週間後の枠を取ることが出来た。

他の、市内の病院での接種の予約は最短でも1か月後とかだったので、やはりモデルナ製ワクチンの副反応が嫌で希望しない人が多いのかもしれないなと思った。

Twitterなどをみていると、1回目でも副反応が強く出ている人がいて、少し不安だった。念のため、接種の数日前からスポーツドリンクや、すぐに食べられるものなどを用意して、副反応に備えた。

当日は土曜にで、午後からの接種だったので、午前中のうちに家事を終わらせ、帰宅後は何もしなくていいように努めた。

いよいよ当日。前述のとおり、朝から家事を終わらせるつもりだったけれど、寝坊してしまい、予定よりも色々1時間ぐらい遅れてしまった。

なんとか家を出ようと思っていた時間には間に合ったけれど、市民病院は初めて行くので、もっと余裕を持って行きたかった。

案の定、入口がわからなくて一度通過してしまったけれど、なんとか駐車場に入ることが出来た。ついでに、駐車場は立駐で、立駐自体ほとんど止めたことがないので、ちょっと緊張した。とはいえ、やはり田舎の立駐なのでスペース広くて助かった。

大きな病院の入り口を進むと目の前に人が経っていて、接種の予約時間を確認された。

私はウェブから予約したので、届いた確認メールを見せたけれど、電話予約した人は何か見せられるものはあるんだろうか。

確認が済むと、すぐそばにあった画像に出るタイプの非接触型の体温計で体温を測り、平熱であれば、そのまま進み、接種クーポンと予診票の有無、身分証を確認された。

その最初の受付らしき長机は4つほどあり、8人ぐらい座っていたと思う。

接種クーポンと予診票をバインダーに挟まれ、もう一度、今度はおでこで測るタイプの非接触型の体温計で体温を測られ、予診票に記入された。ここにも6人ぐらいいたと思う。

さらに進んだ先の机にいた人に、アルファベットと番号を振られ、何かで分けられた。

アルファベットで分けられたスペースの席に通され、予診の順番待ち。

数分も待つことなく、すぐに診察室に通され、予診。アレルギーの有無などを聞かれ、副反応について色々説明を受けた。やはり腕の腫れと発熱を起こることが多いらしい。

どちらも市販薬で対応できると言われた。腕の腫れに、最近自分が使っている汗疹の薬が使えるか知りたかったので、何に効くものを塗ればいいか質問したけれど、薬局で相談してくれと言われた。そういうものか。

予診が終わると、接種スペースへ通され、ちょうど空いていたようで、待つことなく接種する診察室へ通された。

左肩の下あたりを消毒され、とうとう接種の瞬間。筋肉注射は2回目で、昨年インフルエンザワクチンを接種した時は、まったく何も感じないほどだったので、今回も注射の痛みに対しては何も警戒していなかったのだけれど、まぁまぁ痛かった。

単純に刺される痛み。シャーペンの先をぎゅーと押し付けられたような痛み。

痛いなと思っていると、「お薬入れますね。」と声を掛けられ、長いなと思った。

接種の痕に絆創膏を腫られ、接種は終わり。

接種終了の手続きをして、待機時間が書かれた紙を渡され、上階の待機場所へ移動。

15分待機し、今回の予診票の控えを返され、次回の予診票をもらって終わり。

病院に入ってから出るまで1時間かかっていないので、とてもスムーズだった。

かと言って、受ける人が少ないというわけではなく、常に前に人はいたし、待機場所では座る場所を探すほどだった。

受ける人を待たせないように、スペースを分けて、常に案内する人がいて、人を溜まらせないようにしているようだった。

スタッフが病院職員なのか自治体職員なのか、分からないけれど、休日に対応してくれているのだから、ありがたいことです。

接種後すぐは、腕に刺された痛みを感じるぐらいで、運転にも支障はなく、買い物して帰ることができた。

帰宅後、なんとなく体が熱い気がして測ってみると、37.0℃になっていた。接種前は36.4℃だったので、微熱と言えるだろう。

とりあえず、まだ家事を残していたので、それを終わらせ、スマホをいじりつつゴロゴロして過ごした。時折、腕の痛みを感じたけれど、スマホのせいなのか、注射のせいなのか判別できなかった。

寝坊した分、睡眠時間は足りているはずなのに、眠気を感じた。今思うと、倦怠感てやつだったのかも。

結局、夜までただゴロゴロしてた。

夫が帰って来る前に熱を測ると平熱に戻っていた。

夕飯には夫が貰ってきた折詰の寿司を食べた。ビールも飲みたかったけれど、夫に止められたので、やめておいた。

寝る前にも熱はなかったけれど、なんとなくリンパ節が腫れているような感覚があり、寒気もあった。体内で燻っているような感じだけれど、発熱には至らないようだった。

念のため、買っておいたスポーツドリンクと夫が接種した時に病院でもらったカロナールを枕元に置いてから寝た。

翌日、休日出勤する夫の為に、早起きする。朝も熱は無し。腕は前日よりも痛く、筋肉痛というよりは、打ち身のような痛さ。

夫を見送ると、特に予定もなかったので、この日もゴロゴロ過ごした。

夕方から、買い物に行ったり用事を済ませたりしたけれど、動くのには全く支障はなかった。

夕飯の時にも特に症状はなかったので飲酒した。前日に飲まなかった分とその日食べた素麵が美味しくなかったので口直しの為に、いつもより多めに飲んでしまった。

翌月曜日、万が一副反応が強く出れば出社できないかもしれないと金曜日に多めに仕事を片付けたのが無駄だったと思うぐらい平熱だったので、普段通り出社。

腕の痛みもほとんどなく、午後には、まったく気にならないほどだった。

というわけで、自分は副反応が強く出ないタイプでした。

年齢とか生活とか体質とか色々あるんだろうけど、ちょっと拍子抜けするぐらい何もなかった。

ただ、モデルナアームと言われる広範囲の腕の腫れは1週間後に出ることもあるらしいので、用心しつつ、来月の接種2回目を待ちたいと思います。