私の事しか語れない。

日々の彼是。脳内垂れ流し。

徒然なるままにするとこうなる。~出張までの所感~

夫が出張に行くまでの備忘録として。

 

5月30日

社長から夫と共に呼び出しを受ける。新しくなってから初めて本社の応接スペースに入る。総務にいる同僚女子に珍しがられた。何の話にきたのか、薄々感じただろうが、まだ報告できなくて申し訳ない。彼女は口が固い人なので、話しても大丈夫だと思うのだが、どうだろう。

とりあえず、来月の半ばから、夫だけが出張に行くことになった。期間は約2ヶ月。

以前の話し合いで、急に決めたり強行したりすることはない、と言われていたが、準備期間2週間は、十分、急です、社長。

最初の頃よりは、ずっと気持ちは落ち着いている。やはり現地を見たのが大きいのだと思う。

社長も、まだ社長じゃない頃、同じ事業所に所長として勤務していたらしい。

生活に不便はないとか、住むには悪くない、というようなことを言われた。

ほぼ退職決定かと思っていたが、私も異動させてもらえそうで、驚いた。

とりあえず、お金の心配が減ってくれれば、それに越したことはない。

生活の面で不安はあまりないが、やはり田舎に行くことに変わりはなく、今のように、会社帰りに遊びに行くことはなくなるだろう。

平日に習い事に行くのも難しいかもしれない。近くにバレエスタジオがあればいいのだけれど。

私が好きなミュージシャンはだいたい全国ツアーをやってくれるので、必要であればガンガン都市部に行くつもりではある。

推しの舞台やら、映画の舞台挨拶やらは、行けなくなることが多くなるだろうが、当たってから言えって感じなので、応募はしていくつもり。

推しの舞台は東京だけみたいだから、チケット取ってから考える。必要であれば新幹線で日帰り弾丸ぐらいいくらでもしてやる。チケット取れる気しないけど。

私の異動は、とりあえず2ヶ月以上は猶予があるが、夫の方は2週間なので、早速ナーバスになっているようで、少々面倒くさい。

それでも、2ヶ月ぐらい自由の身でいられるのが超嬉しいから、頑張ってサポートしようと思う。まずは、ディズニーかな。

 

 6月2日

夫が会社関係の人にBBQに誘われたというので、同行する。最初は、庭先でやるのかと思ったら、BBQができるとこに行くと言われ、結果的には海の家だった。詳細がわかったのは前日で、念のためにビーチサンダルを持参したのが大正解だった。

いい年して恥ずかしいが、人見知りなので、会社関係の人とはあまり絡まず、ほとんど同僚の子供に遊んでもらっていた。

普段、子供と接する機会がないので、何をすればいいのかわからなかったが、貝拾いやら、蟹拾いやら、砂遊びやら、海には遊びがたくさんあって、助かった。

同僚2名が、二人ずつ女の子を連れてきていたので、7歳から3歳までの幼女と絡みまくりだった。みんな、普段ちゃんと躾をされてる良い子達だったので、困らされることはなにもなく、ただ可愛いと愛でていればよかった。

皆それぞれ面白くて可愛かったが、特に5才児が懐いてくれて、手を握ってくれたり、「一緒に遊ぼう」と声をかけてくれたりして、とても可愛かった。

また、3才児も、絵に描いたようなキューピーちゃん体型で、見ているだけで和んだのに、彼女が立ってる後ろにしゃがんでお話してると、めちゃくちゃナチュラルに膝に座ってきて、萌え死ぬかと思った。さらに、彼女はしっかりとお喋りはできるものの、まだ舌が回らないらしく、サ行がタ行になってしまったりするのが、ピノコみたいで、めちゃくちゃ可愛かった。

そんな彼女たちの可愛さを堪能できるのも、日頃きちんと彼女たちを育てている親がいるからなんだよな、と何度も思った。

一緒に遊んでいると、子供好きとか、子供のお世話ができるタイプと思われそうだが、1日のうちの、たった数時間のことなんだから、そりゃ、終始にこやかに接せられるわ、と思う。

そう思うと余計に、私が子供を持つなんて、無理なんじゃないかと考えてしまう。

BBQをやった海は、初めていく海岸で、こういう機会じゃないと来ない場所だった。

貝殻やシーグラスを沢山拾ったのも初めてだったし、自分が磯の蟹をつかめるタイプだってことも初めて知った。夫が釣りを出来るのも知らなかった。

横浜を離れる前に、少し早い海の思い出ができて、本当に良かった。

 

6月4日

今度は、社長の方が、こちらの事務所に来て、夫の出張が正式に言い渡された。

私の方は、まだよくわからない。

2ヶ月の出張のうちに、異動先の上長と揉めて、話が立ち消えになったりしない限り、異動も本決まりになりそうだ。

実感が持てないので、具体的な不安も沸かない。

それでも、終わりがあることはやっぱり悲しくて、バレエに行くと、あと、何回来られるんだろうと思ったりする。月謝制なので、早めに辞めなければいけないかもしれない。

 

6月5日

夜に、夫と一緒に専務との会食があった。が、夫が仕事が終わらず、1時間半ぐらい遅れてきた。その間、専務と二人で飲んで食べたけれど、正直、何を話していいか、わからなかった。気さくな方なので、色々話はするけれど、結局、当たり障りのないことばかり話した気がする。

異動先の土地の良さや、地方都市の住みやすさなんかも話したけれど、平日に仕事しかしない人の話だと思った。

遅れてきた夫は、空腹で飲んだからか、すぐに酒が回ったらしく、何度も席をたった。

仕事で上司と衝突したらしく、酷く落ち込んでいた。

座り込んでしまった夫とタクシーに乗ったが、タクシーの揺れが気持ち悪くて、私のほうがダウンしてしまった。

飲んでる間は緊張感で平気だったけれど、ほとんど食べずに飲んでいたのが災いした。

 

6月6日

気がついたら、辛うじて寝室にはいるものの、布団に頭だけ乗せて眠っていた。

とりあえず着てるものを脱いで布団に入った。メイク落とさずに寝るのが久しぶりで、少し怖い。

目覚ましでいつもどおりの時間には起きたけれど、昨夜のうちにやっておくべきことが何も出来てないので、取り急ぎ風呂だけ入って、自分の弁当だけ持って夫の運転する車に乗った。結構、気持ち悪い。

まだ始業には早いので、1時間近く車で寝てから会社へ行く。

胸焼けが酷い。午前中に何度か吐いて、胃薬を飲んで、麦茶をガブガブ飲んだ。

昼休みは更衣室で完全に横になって眠った。弁当は食べられなかった。

起きたら、お腹は空いていたので、少しでも満たそうと、味噌汁を飲んだ。

結局、気持ち悪さは帰る直前まで抜けず、夕方に痛み止めを飲んで紛らわせた。

自宅最寄り駅に着く頃には、だいぶ楽になったので、買い物して帰宅。

無性にジャンクなものが食べたかったので、家にある小さいカップ麺を食べた。

何度もリバースして、午前中をほぼ液体摂取だけで過ごしたので、さぞかし体重が減ったことだろうと思ったが、帰宅後に色々食べたせいか、液体が重いからか、むしろ体重が増えていて、ガッカリした。

 

6月13日

帰宅すると、カード会社から引き落としが出来なかったことを知らせるハガキが届いていた。

 先々週には、前月の家賃の引き落としが出来なかったことを知らせるハガキが 来て、慌てて対処したばかりなのに、今度は夫のカードか。なんなんだ。何度目だ。

何度同じことするんだ。なんで分かってくれないんだ。なんで裏切るんだ。

ぐるぐるしながら、夕飯を食べて、夫の帰るコールを待たずに布団に入った。

なんでだろう、どうすればいいんだろう、これからどうなるんだろうと思うと、泣けてきた。涙が溢れて止まらない。

気がつくと夫から電話が鳴っていた。帰るコールに答えながら、ふと、怒ってるの?と聞かれたので、カードのことを話した。話してる間にまた涙が止まらなくなった。

帰ってきた夫の顔をみても、まだ涙が出る。夫は徐に件のカードを出すと、ハサミで切った。なんのパフォーマンスなんだろうと思った。そうするなら、もっと早くしてくれ、と思った。風呂で顔を洗い、タオルで瞼を冷やしながら眠った。

大丈夫だ。私も働いている。逃げようと思えばいつでも逃げられる。私は大丈夫。

 

6月14日

夕方から会社でBBQの予定なので、電車で出社。少し早く出る夫と一緒に家を出た。

早いぶん、電車は空いている。そのまま行くと着くのが早すぎるので、駅のスタバで朝食を食べてから、ラジオを聞きながら、歩いて会社に向かった。面白いラジオで笑うと気分があがる。

夕方からのBBQは、正直、苦手。それでも、飲みながら喋って、沢山食べた。

途中、何度か上司につかまる。昔は良かった話と、俺はすごい話は、どの世代まで聞けばいいんだろう。本当にウンザリする。でも、先日、web記事で相談に答えてた方が言っていた、「話し方が面白ければ聞いてもらえる」というのが、真理なのかもしれない。まぁ、上司はただのオッサンで、漫談家でも噺家でもDJでもないからな。つまらなくて当然。アルハラパワハラとセクハラに塗れた昭和の飲み会は、あとどれぐらい続くんだろう。お開きにしようという直前に、上司が他の人に絡んでガンギレしていた。

マジギレしてるとこ初めて見た。正直怖かった。キレてるのも怖いし、楽しい宴席でキレてしまうのも怖い。内容は、ようするに自分の事務所の人間や職人を見下すなってことだったけど、そんなにキレてまで守りたいなら、酔いの雰囲気にまかせて簡単に頭叩いたり、自分に合せて飲ませるの止めてほしい。私達は、上司の部署の部下ではあるけれど、ファミリーになったつもりはないぞ。ふざけんな。

4時間以上の飲み会で、とても飲みすぎた。夫には朝から釘をさされていたのに、ついぞソフトドリンクを飲めなかった。フラフラになりながら、ラーメンを食べて、タクシーで帰宅。そのまま布団に倒れ込んだ。

 

6月15日

二日酔い。この間、二日酔いになったばかりなのに。情けない。夫にも怒られた。自分でもそう思う。スマホを確認すると、BBQでずっと喋っていた同僚の女性から前日のうちにきちんとした挨拶のラインが来ていた。恥ずかしい。彼女はちゃんと意識を持ったまま帰ったのに、私はなんだ。いい年した大人なのに、自分の限界も知らず、管理できないのかと思うと、泣けてきた。会社の飲み会には、あと何回出るだろう、二度と二日酔いになるほど飲みたくない。強くなれないのなら、飲まないしかないのだ。

日中は、月曜から出張に行く夫の荷造りの準備をしたりしたが、ほとんど進まなかった。

夕方、帰宅してきた夫と足りないものなどを買いに行くが、結局、全部は揃わず。

仕事もまだ終わってないという。こんなにも余裕のない、出張前の休日は初めてだ。誰のせいだ。

 

6月16日

夫のほうが先に起きて、部屋で仕事をしていた。昼を買いに行ったりはしたが、ほとんど何もせず、夫の仕事をする姿を眺めた。

夕方、一段落したというので、荷造りを終わらせ、足りなかったものを別の場所に買いに行き、宅急便の営業所に、直接荷物を送りに行ったら、なんだかんだを言われて、スムーズにいかず、イライラした。結局、希望通りに届いたので文句はないけれど、変に時間がかかってしまった。

帰宅後、夫は、さらに仕事を進めて、結局21時を過ぎた。それでも、終わってはないらしい。

出張に行き、そのまま異動するかもしれない人間にやらせるものだろうか、と疑問に思うが、夫が要領が悪いだけかもしれないし、よくわからない。

夫が使っている会社支給のPCも調子が悪く、買い替えを希望したらしいが、軽くあしらわれて、何も進まないまま、そのまま使っていたら、上司の方から、「PC変えなくていいのか。」と声を掛けられたそうだ。意味がわからない。もっと早く言え。

やっとすべての準備が終わって、食事に出たのは22時近かった。焼き肉は美味しかったし、食べ過ぎた。

 

6月17日

私のほうが早く出るので、夫に見送られてお別れ。色々心配で不安。今までの出張とは、なんだか、何もかも違う気がした。

出社後、上司に、夫の様子を聞かれた。普通に話しながら、心の中で知るかボケと呪詛を吐く。出張前の休日が潰れたのは、上司のせいにしてしまいたい。

出張先で様子がおかしいようだったら、教えて欲しい。などと言われる。

わかりました。と答えたけれど、振り返って、心の中で全力で舌を出しながら、言うわけねーだろ、バーカ。と叫んだ。

そもそも、部下の出張先の様子を、いくら同じ会社だからって、部下の家族から聞こうっていうのは、違うんじゃないの。

夫が私に言ってくることは、社員同士の会話じゃなくて、夫婦間の会話なんだから、上司に報告するわけないだろ。アホか。

夜は、寂しくないように、好きな味のビールを買おうと思ったら、売り切れていた。夫に隠れて飲もうとしたのが、悪かったのか。諦め悪いのでネットで探すつもり。

誰も待たなくていいので、さっさと布団に入った。それでも、暗いのは嫌なので、少しだけカーテンを開けて眠った。

 

それは銀幕の中だけで。

あっという間に今年も半分が終わりそうで、でも今月がなかなか終わらなくて、変な感じです。給料日が遠いよ・・・。

金欠を叫び続けて喉が枯れそうですけど、先週末も映画を観てきました。

最近は、ネットからチケットを予約する際、スマホを機種変した時にもらったポイントを使っているので、現金は減ってません。

観てきたのは、『空母いぶき』。アベンジャーズを観に行ったときの予告を観て、私も夫も気になったので観てきました。

なんていうか、話すのが難しいのですが、内容としては、正直怖かったです。

リアリティがあって怖かった。アベンジャーズの戦闘シーンとは、全然違うリアリティ。正義の味方も宇宙人もすごいメカも出てこない生身の話だった。

物語としては、色々端折ってる感じがしたので、漫画の中の一つのエピソードを掘り下げた話なのかなと思いました。

戦闘シーンはとても生々しかったけれど、政府側が、それほどリアルじゃないかも、と思ったのはシン・ゴジラのイメージのせいかもしれない。会議室の人少なすぎでしょ、とか、官僚とか秘書とかいないの、逆に不自然でしょ、とか思ってしまった。

ただ、劇中のセリフが、今まさにニュースで話題になってることだったりして、現実とのリンクが面白かったです。

戦闘シーンが生々しかったので、昔の戦争のことを考えてしまいました。70年前は今より全然技術がなくて、レーダーとかもなくて、船も飛行機も丈夫じゃなかったし、多分、軍事訓練もそんなに出来てなかったんじゃないかと思う。

お互いに配慮しない相手と戦うって、本当に怖いことだと思った。

戦争が長引けば、人がいなくなる。最初は、ちゃんと訓練を受けた、職業軍人ばかりだったのが、訓練なんてほとんど受けてない一般の人達ばかりになっていく。どうして、徴兵制があるのか、やっと理解できた。有事の際に急に徴収された時、軍にいたことがあるかないかの違いは、とても大きいだろう。

劇中で、一般人が巻き込まれるかどうかが、戦争かどうかの境界線だというセリフがありました。

自衛隊が出来てから、戦闘で亡くなった人はいないというセリフもありました。

でも、国のどこかで戦闘状態なっているだけで、一般人である自衛隊の家族の人は、もう巻き込まれているし、戦闘を行えるようになるための訓練の事故で亡くなってる人はいるんですよね。

自衛隊の是非について、持論を述べるつもりはありませんが、戦闘シーンは、アーマースーツの人が飛んでるのを観るだけで十分です。

客席は中年男性が多いように感じました。内容的にはそうだろうな。女性だけのグループも見かけましたが、イケメン俳優のアップだけで、この内容を楽しめたのか、ちょっと疑問。

私は、怖いと思いつつ、イケメン俳優達のやり取りに腐った頭を巡らせたりしてました。なんか申し訳ない。フィクションの中だけのことで言うと、それぞれの護衛艦の艦長達が個性的で、その船の個性みたいのが見えて面白かったですね。

有事の際じゃない、日常的なやり取りとか観たいな。上下関係とか船同士のライバル意識とか色々ありそう。

余談ですが、エンドロールを見た限りでは、この作品に対して自衛隊海上保安庁は全く関わってないようで、それだけで、この作品の立ち位置が見えるような気がしました。結構、過激な映画なんだろうな。

消費しても得たいものと増えるもの。

今月は連休もあったし、諸々の支払いもあるので、お金無いんですけど、そんなこと意にも介さない夫の希望で、また東京観光してきました。

今回はお台場。VenusFortの隣りにある、MEGA WEBで開催された、Supraのイベントに行ってきました。今回も電車移動。

開店の11時に間に合うように行ったのですが、10分前ですでに長蛇の列。どうやら、新型Supraに試乗できる抽選に参加するための列だったようです。自分たちも抽選に参加するのに列に並びましたが、当たりませんでした。残念。

でも、夫のお目当てのカスタマイズされたSupraは見れたし、D1選手のデモ走行を間近で見ることも出来たので、良かったと思います。

結局、夕方までお台場にいました。

ちなみに、自分は全然車に興味ないタイプなんですが、イベント内のシアターでやっていたWILD SPEEDの特別編集映像で、まんまと泣きました。ブライアン・・・。

あと、ドリフト走行を間近で見てるときも、結構テンション上がって、声上げたかった。結構、みんな大人しく見てるので、逆にびっくりでした。

お台場といえば、私にとっては、学生時代のデートスポットで、買い物しにたまに来てました。でも、その頃とはいろいろ変わってますね。VenusFortもアウトレットになったりしてるし。ゲーセンだと思ってたとこは、TeamLaboのミュージアムになってるし。オバちゃんついてけないわー。いつの間にか、ガンダムも知らない形になってるし。

結構、歩き疲れて、帰って少し寝てしまいましたが、夜は映画に行きました。

アベンジャーズ エンド・ゲーム」を観てきました。

アベンジャーズは数週間前にテレビで2作目をやっているのを観て、あれ、面白そうじゃね?ってなって、映画を観るために、1作目と3作目を借りて観ました。

正直、マーベル映画はほとんど観てないので、出てくるキャラクターは殆ど知らない。

夫も、ちゃんと観てるのは、アイアンマンのシリーズだけ。

でも、すっごく面白かった!そういうところが、ハリウッドの強さだなって思う。

映画はどれもちゃんと観たこと無いけど、映画の予告とか、テレビでの紹介番組とかで、なんとなく知ってるからかもしれないけど、全然置いていかれることなく、2時間半を楽しめた。すごく、驚く展開だったけれど、でも、必要な展開なんだよなって、自分に言い聞かせてる。

とにかく、キャラクターがそれぞれ本当に魅力的。そりゃ、それぞれで映画撮ってるんだから、背景もしっかりしてるし、当然だけど、本当にカッコいい。

ああ、洋画俳優沼に落ちそうで怖い。ちょっと足元がぐらついてる。RDJが素敵すぎる。ってか、トニー・スタークがかな。キャプテンも、信じられないぐらいハンサムだし、今まで興味持たなかったのが、不思議なぐらい。今の推しに対してもそうだったもんなぁ。自分にとっては、映画が沼の入り口なの・・・?

とりあえず、出てくるキャラクターの映画をそれぞれちゃんと観たいんだけど、どれから手をつければいいんだろう。アイアンマンとスパイダーマンは見ようかな。キャプテンアメリカと、ブラックパンサーも面白そうだな。ドクター・ストレンジも気になるし、ガーディアンギャラクシーも見たいな。・・・推しのドラマもちゃんと見れてないのに、そんなに観られるかな・・・。

そういえば、とりあえず夫がしばらく異動先に出張することになったので、一人の時間が増えそうです。その間に見ようかな。まだ日程もちゃんと決まってないけど。

出張中に夫がまた、ぶっ殺したくなるような金の使い方したら、異動先に付いていくの止めようかな。その辺の話はちゃんとしないといけないな。面倒だわ。

でも、出張中にさらに貯金減らされた状態で、引っ越ししたり、家具揃えたり、私が無職になったりするの、普通に考えて、無理だよね。単純に、不可能だよね。

さすがに、夫もちゃんと考えてると信じたいけど・・・。

まぁ、まだ何も決まってないので、決まってから考える。

 

お上りさんであることは変わらない。

日程は未だ未定であるものの、田舎に引っ込むことは決定しているので、夫と一緒に東京観光に勤しんでいる。とは言え、お互いに趣味がそれなりに偏っているので、行くのは王道の観光地だけではない。

G,Wの後半の土曜日。夫にとってのG,Wは残り2日だった。私達は浅草へと向かった。

お目当ては、浅草寺の裏の方にあるおにぎり屋さんと、前月に開店したばかりの夫の好きなブランドショップの浅草店限定商品だ。

残念ながら、おにぎり屋さんはお休みだった。事前に電話もしたけれど、特にアナウンスはなく、HPなども無いようだったので、直接行かないとわからなかった。

休業であることを知った時に夫にブチ切れられないかとビクビクしたが、予想に反して、あっさりと納得してくれた。夫からしたら想定内だったらしい。

仕方なく、おにぎり屋を後にし、浅草らしいものを食べようと蕎麦屋に入った。雷門の側にある尾張屋さんは、老舗の蕎麦屋だったけれど、タイミングが良かったようで、待つことなく席に座ることが出来た。

夫は車海老を使った上天蕎麦、私は普通の海老天蕎麦を頼んだ。東京ぽい濃い目のつゆだったけれど、あしらわれた三つ葉や柚子皮のおかげで、重たさを感じなかった。

天ぷらは熱々のサクサクで胡麻油の香ばしい匂いがなんとも言えなかった。

江戸前天ぷらを堪能した後は、夫の好きな店でTシャツを買い、夫が好きな唐草模様の小物が置いてあるお店で、弁当用の大判のハンカチを色違いで数枚買い、東武線に乗り、スカイツリーへ行った。展望台へ登るにはチケットを買うのに2時間以上待つというので、すぐに断念し、地下鉄とJRを乗り継ぎ、秋葉原に行った。イヤホンが欲しいのだという。以前も行ったことのある、ビルのワンフロアが全てイヤホンとその付属品だけのお店へ行った。

余談だが、私の推し俳優もこの店に、某番組のお買い物ロケで訪れていた。しかも、お買い物番組なのに、時間内に選びきれず、後日再訪して買ったらしい。その拘りの強さも推せる。

夫は1時間ほど物色し、どうにか納得できるものを探せたらしい。私は私で適当にぶらぶらしたり、高そうなヘッドホンを試したりしていた。

新しいイヤホンを秋葉原駅のフードコートで開封し、設定し、さっそく試しながら、さらに移動。五反田のガード下の、テレビで紹介されてたという立ち食い蕎麦の店で焼きそばを食べた。

お店で焼きそばを食べることはほとんどないが、ソースが滴って美味しかった。これはビールだなと思ったけれど、すでにフードコートで一杯飲んでいたので、やめておいた。

焼きそばを食べた店の向かい側にあるうどん屋もテレビで紹介されたという。私はすでに焼きそばで満腹だったので、夫だけ店に入った。店と言ってもやはり立ち食いスタイルで外から見ても恐ろしく狭い。しかし、味はとても良かったらしく、食べ終えて出てきた夫は、ものすごく褒めていた。

観光というか、食欲と物欲を満たすだけの散歩だったが、大きな喧嘩もなく過ごせて良かった。

そして、G,W明けのやる気の無い一週間未満をどうにかこうにか終わらせての、週末、私達は、再びスカイツリーへと向かった。

その前に、私の好きなラーメン屋にも行った。学生時代から大好きなお店で、とても人気のお店なので開店1時間前に行ってもすでに行列しており、1巡目には入れなかった。

1時間以上も夫が待ってくれるか不安だったけれど、新しいイヤホンのおかげで特に不機嫌になることなく、ラーメンを堪能できた。

そしてスカイツリーである。足元のソラマチには何度も行ったことはあるが、展望台には上がったことはなかった。単純に値段が高いし、いつでも来られるとタカをくくっていたが、残念ながら近い内にいつでも来られる距離ではなくなるので、この機会に登っておくことにした。のが、G,W前の話で、前述の通り、G,W中の混雑具合に敗北したので、リベンジである。

本当は前日にチケットを買っておく予定だったが、すっかり忘れていた。しかし、それも必要ないぐらいスムーズにチケット買い、展望台へと登ることができた。

中の装飾がきれいで恐ろしく静かなエレベーターに乗ると、あっという間に地上350m。窓の外は見たことがないぐらい建物が小さくて、その高さに思わず足が竦んだ。実は、私も夫も、高いところはそれほど得意ではない。ドキドキしながらも、あれが東京タワーだとか、あっちが横浜じゃないか、などと話しながら展望台を見て回り、一通り見たところで、さらに上階にある天望回廊へ向かった。天望回廊へのエレベーターは一部がガラス張りになっており、声が出そうになってしまった。

さらに高い場所に来ると、景色は一層遠くまで見渡せた。ここまで遠いと私はむしろ現実感が無くなり、ジオラマを見ているような気分だった。夫は先程よりも窓が近いのが怖いらしく、あまり窓側に近寄っていなかった。

最高到達点で記念撮影し、満足したので、展望階へ戻った。下りのエレベーターホールには、下まで見えるガラスの床がある。夫は見るだけで、乗ることは出来なかったが、私はせっかくなので、端の方に足をのせてみたら、一気に足元に汗をかいてしまった。

ちなみに床に使われたガラスは、推しがCMをしてる硝子会社の製品だった。それだけのことが、なんだか嬉しい。

十分に高いところを楽しんだので、今度は地下へと降りて地下鉄に乗り、また秋葉原へ行った。今度は中古のVRがほしいのだという。連休明けの秋葉原はむしろ混んでいて、なんだろうと思ったら神田祭の日だった。萌えと電化製品を扱うお店のなかに、お神輿が祀られていたりしたのでなんだか不思議な光景だった。

中古のVRで適当な値段ものがあり、夫に買っていいかと聞かれた。結局買うことになるんだろうな、と思いつつ、前の週に同じぐらいの値段のイヤホンを買ったばかりなこと、重量税の請求書が来てることを話すと、しばらく考えたあとに、今回は止めておく、と言われて、とても驚いた。そのあと不機嫌になることもなく、予定通り、また五反田へ行き、今度は私もうどんを食べた。見た目以上の狭さだったが、出汁が濃くて、揚げたての天ぷらがとても美味しかった。さらに、焼きそばを持ち帰り、帰りの電車の中で食べた。今度はビールも一緒に食べたが、やはり出来たての美味しさには叶わない。

そんな感じで、仲良く出かけている。今週末も出かける予定だ。正直、出費が痛いけれど、夫の方は、いつ関東を離れるかわからないので、今のうちに行けるところに行っておきたい。来月あたりは、夢の国にも行きたいな。

異動と無職になるかもしれない不安は、今の所、鳴りを潜めている。また、不安定になったら、爆発するのかもしれない。

やらなくちゃいけないことも沢山ある気がするけれど、今は、楽しいことだけ考えたい。

それがあれば大丈夫だと思えるもの。

一週間以上も会社を休んでいたことが、嘘のように日常が戻っているけれど、乏しい残高と、カードの利用明細票と、妙に蓄積された疲れが、嘘ではないことを教えてくれる。

連休の前半は、予定通り、2泊3日で夫の実家へ帰った。予定外だったのは、出発を前倒しにしたのに、見事に渋滞に嵌り、車中泊をするSAさえも辿り着くのに時間がかかり過ぎたことだと思う。そのかわり、朝風呂を入りに行ったスーパー銭湯は、広く、岩盤浴も付き、休憩所もゆっくり利用でき、漫画も充実していた。マッサージチェアも無料で利用できることに、もっと早く気づけばよかった。

夫の実家では、義母の買い物に付き合ったぐらいで、特に何もせず。マジで何もせず。

予測外だったのは、数十分の間、義父と二人きりでお茶をする時間があり、めちゃくちゃ話題に困ったぐらいだろうか。ほとんど話さないから、緊張したわ。

予定通り、異動先の町も見に行った。夫の実家から、高速で1時間ほど。夫の家はICが近いので、ひたすら真っ直ぐ進んだ先にあるイメージになった。

異動先の町は、よくある地方都市という感じで、国道沿いに色んな店が並んでいた。

住んだことはないけれど、見たことのあるような町だった。

自分の実家のある町に似ているけれど、違うのは自分の実家の方が都市部というか、町の中心部が近いというところだろうか。

そして、それは、自分の中では割と重要な要素だったりする。

夫の勤務地の側まで行き、より、何もないことを確認してから、そこから近い空港へ遊びにでかけた。

目当ては、B8の初号機だったが、値段の割に呆気なくてびっくりした。一度は行くことになっただろうから、行って良かったと思う。

その後、空港の手前で見つけたバカでかいイオンに併設されたカート施設に行った。イオンの隣には、スーパー銭湯コストコもあり、一人でここまで来られるようになりたいなと思った。

イオンの中は広すぎて、ちゃんと見られなかったけれど、多分、私が、あって欲しいと思うものは全部ありそうだった。心底、ホッとした。

ちなみに、異動先の町にも普通サイズのイオンがあった。

ここで暮らしたい!とは思わなくても、暮らせるだろうなと思えた。行って良かった。

まだ移動日などは全く決まってないけれど、相場を確認するために、駅前の不動産屋へも行ってみた。今住んでるところとは、一部屋か二部屋分ぐらい値段が違った。

こちらの1Rぐらいの値段で2LDKに住めそうだ。夫は、今と同じぐらいの金額で借りようと考えていたようだが、二人で稼いでてもマイナスな現状をまだ理解してないのか。寝言は寝て言ってくれ。とは言え、まだ何も決まってない状態なので、夢ぐらいは見てもいいかもしれない。かくいう私も、まだ見ぬ新しいリビングやダイニングに置く家具をネットで物色しては、ニヤついている。似た者夫婦。

夫の実家からの帰りには、また「さわやか」へ寄った。都内に近い店舗は、開店から閉店分まで人が待っている状態だったようだが、浜松のほうで食べたので1時間半も待たずにハンバーグにありつけた。これでも短い方なのだ。異動したら、少しは待ち時間の短い店舗が近くなりそうなのも嬉しい。

少しでも、良かった探しをしたい。

これぞ徒然なるままに。~連休までの所感~

4/16

前回、異動に対する愚痴を書いたその日のうちに夫と喧嘩をした。

異動に対しての不満を口に出したら、ブチギレられた。

夫との喧嘩はそういう事が多くて嫌だ。

こちらとしては、軽口ぐらいのノリで言ったことに、ものすごくブチギレられる。

なんで、そんなことでそんなに怒られなくちゃいけないんだと何度も言った。

夫には、もう不満を口に出して欲しくないと言われた。まただ。

私は自分の気持ちを吐露することも許されないのか。何のための夫なんだ。

私の希望は我儘に過ぎず、現実的ではないことはわかってる。

仕方ないのも、わかってる。

それでも、私の希望や不満を無いことにされるのは、違う。

ただ、聞いてほしいだけなのに、それすらしたくないという。

何も、どうにか私の希望を叶えてくれと言っているわけじゃないのに。

言われると、どうにかしてくれ、と責められいてるように感じるから嫌だと言う。

そうじゃないと言っても、それでも嫌だと。

よくある、男脳、女脳の話のようじゃないか。

科学的根拠には、乏しいらしいけれど、事実、女の私は気持ちを吐露したがり、男の夫は、解決を求められているように感じるという。

私のことも、考えている、と夫は言う。見知らぬ土地でやっていけるか、思案していると言う。

考えてるだけか。それを、ちゃんと口に出して私を安心させてくれたらいいのに。

私の不安を拭いたいと思ってくれているなら、毎月のように来る、6桁近くの何に使ってるかわからないカードの請求をどうにかしてほしい。

稼いだ金をどう使おうと自由だと言うなら、それこそ結婚している意味がない。

家賃と光熱費払ってるだけで、偉そうにされるのは、本当に割に合わない。

夫との生活は、コスパが悪い。

そんなふうにしか、結婚生活を捉えられない私は、きっと、結婚に向いてない。

4/17

夫にとっての結婚は、母親代わりを得たいと思っているようにしか思えない。

実際、夫の母親は、よく気が付き、細やかに世話を焼いてくれる。

母親としては、満点の人だと思う。

それを、そういう事に対する憧れも素養も無い私に求めることが、そもそも間違っているのだと気づいて欲しい。

夫が最初に長期の海外出張に出かけて、帰ってきた時、他に男を作らずに待っていてくれたことを、夫は喜んだ。

私も、多少離れても、平気なもんだなと思った。

でも、違った。この時に私が知ったのは、寂しくても我慢できるということではなく、自分だけの予定で生きることが、とても楽だということだった。

ずっと、前者にフォーカスしていたから、この人とやっていけると思っていたけれど、むしろ逆。

定期的にいなくなる人だから、やっていけたんだ。

いなくても平気なんじゃない。いない方が楽。そのことに気づくのが遅かった。

気づいたのは、結婚した後だった。

楽になりたくて結婚したはずなのに、特に楽になっていない。

家事の手間は増えるし、出費は嵩むし、予定が全然立てられないし、あげく、田舎に異動ですって。

夫も喜んで異動するというわけではない。

昨年の秋頃に、上司との折り合いが悪く、精神的に落ちた時、会社を辞める辞めないまでの話になった。

話し合いの末に、辞めずに続けることになったのはいいが、社長との話し合いの中で、

いずれは、地元に戻ることを考えている、と伝えていた。

その”いずれ”が、今年だと、流石に夫も思っていなかったらしい。

ど田舎に異動させられる!と言うと、左遷のようだか、そうではない。

異動先の事業所は、今の部署と変わらない規模で、うちの会社の主力の一つだ。

いずれ地元に戻り、定年まで勤め上げるのであれば、若いうちに事業所へ移り、そこでのやり方を学び、人とのつながりを作るべきだと、社長は考えているらしい。

折り合いが悪い上司は変わらずにいるので、環境を変えてあげようという、配慮もあるのだろう。

せっかく10年以上も社員として育てた夫に、異動先の事業所で活躍してもらいたいと思ってもらえるのは、ありがたいことだ。

でも、その諸事情、まるっと私には関係ないんですよね。

関係としたら、夫との婚姻関係だけで、それだけの繋がりが世間的には縄より太いらしくて、関係ないなんて、口にだしたら、あっという間に私が我儘な悪者にされちまうんですよ。

私は私で、私の都合を口に出してるだけなのに。

4/18

夫が社長に希望を伝えてくれた。その希望は、会社員の夫とその妻としての希望であり、会社員としての私の希望ではない。そのことが、この先、どれだけ私達を断絶させ、切り裂くのだろうと思うと、今から気が滅入る。

それでも、思った以上に話が進んでおらず、夫の転勤も言われていたよりも遅くなるかもしれない。時間がもらえるのは嬉しいけれど、事態が覆されたわけではない。

私は現実逃避のように、誰にも転勤と退職の予定の話をせず、そのくせ、時々、退職の挨拶は、どこまですればいいのかしら、とか、引継ぎの時は、どう話そうか、などと考えたりしている。

異動先でどんな仕事に就けるか全くわからないけれど、今と同じ業種を希望するなら、資格を取らないと難しいかな、と思ったりする。

考えているようで、ただの夢想に過ぎない。

連休中に、異動先の土地を見に行くことにしている。見たら、安心するのか、不安になるかわからないけれど、わからないままでいるよりは、マシだろう。

4/19

夫の連休の予定が決まった。結局、暦通りには休めず、間に3日ほど出勤するという。

さすがに10日も連休を取るのは難しいと思っていたので、予想通りではあるけれど、同僚や上司はほとんど暦通り休むと聞いて、少し腹立たしい。

というか、夫の愚痴を聞いていると、私まで腹が立ってきた。貰い怒り。

夫の言い分を鵜呑みにすれば、仕事を取らないほうが良かったのかとさえ、思える。

働き方改革ってなんだろう。

私は暦通り休みなので、夫が仕事に行っているうちに、衣替えと掃除をしたいと思っている。

こんなに早く引っ越すことを考えなければいけないと思っていなかった。

今の家に引っ越して以来使っていないものを捨ててしまおうと思う。

先日、夫が間違えて購入した車用品をメルカリで売った。

送料のことを全然考えていなかったので、売上は微々たるものだった。

売れるかどうかわからないけれど、処分するには惜しいものを出品しようかと思っている。

 4/20

友達の出演する舞台を観るために浅草へ。5年ほど同じ会場での公演を年に2~3回観に行っていたが、会場自体が閉鎖されるため、今回が最後になってしまった。せっかく行ける範囲に住んでいるからと、友達が出演する舞台にはほとんど足を運んでいたが、今後はそれも難しくなると思うととても悲しい。これからは、友達の公演を口実に東京に遊びに来ることになるんだと思う。浅草に来たついでに、テレビで紹介されていたおにぎり屋へ行ったが、ちょうど休憩時間だったので、夜営業が始まるまで1時間近く時間を潰す必要があった。せっかくなので、久しぶりに浅草寺へお参りする。初めて来た時は、それなりに感動したのに、いつの間にか馴染みの場所になっていた。おにぎり屋の営業時間に店へ戻ると、すでに満席になっていた。外で待っててほしい雰囲気だったが、歩き疲れていたし、肌寒くなったので、そのまま店の隅に居座る。15分ほどで最初の客が帰り、席が空いたので座らせてもらう。結局、30分ほど待って、作ってもらったおにぎりを受け取り、店を出る。夫が一人で仕事をしている会社に寄り、車で一緒に帰った。おにぎりは、素朴なおふくろの味という感じ。夫は気に入っていた。

4/22

自分の両親に異動の話をする。夫が地方出身で、その地方にうちの支社があることも話してあったので、特に驚かれなかった。ますます自分の実家から遠くなることを寂しがる様子はあったが、母は遊びに行くね!と楽しそうに言っていた。

そういえば、しばらく自分の両親の顔を見ていない。学生の頃は、長い休みには帰っていたが、今は盆休みはないし、正月も夫の方に帰るので、帰る隙がない。

今回のG.Wで帰ることも考えていたが、日程的に難しい。夫も10連休取れていたら、何も気にせず帰れるのに。

異動したら夫の実家が近くなるので、むしろ長期の休みには自分の実家に帰るかもしれない。転職したら盆休みがあるかもしれないし、帰る頻度が増えるかもしれない。

話した時は、少し泣きそうになったが、一時期のように何が何でも行きたくないという気持ちは落ち着いてきている。

夫と異動先の私の働き方の話になり、子供はどうするのか、という話になった。

この期に及んでまだ、自然にできるだろうと思っている夫の無知と楽天さが羨ましい。

作るかどうか、というか、作る努力をするかどうかすら、まだ決められないでいる。気がついたら、自分の母が兄を産んだ歳を越していて、軽く戦慄した。

 4/23

帰りが後輩と一緒になり、連休の話などの流れで人事異動の話になった。まだ、夫の異動の話はオフレコなので、素知らぬ顔で彼女の話を聞く。夫以外にも同じ事務所に異動する人がいるので、後輩も異動になったらどうしよう、などと言っていた。彼女も社内結婚だが、私と違って総合職での採用なので、その場合は、夫婦揃っての異動か、単身赴任だろう。どちらにしても、私のように暗黙の了解で辞めるという選択肢を突きつけられることはないんだろう。好きで事務員やっている身だから、安直に彼女を羨ましがることはできないけれど、やっぱり羨ましい。

 4/24

バレエを休んだので、別のクラスに振替した。2年ぐらい前に一度振替で出て、大勢の中で注意されたのが、とても恥ずかしかったので、敬遠していたのだけれど、どうしても日程が合わず、そのクラスにしか行けなかったので、緊張しながら行った。

ものすごくビビッて参加したけれど、同じクラスの顔見知りの方が、同じく振替で参加していたのと、4月ということで、初心者が多いこともあり、内容的にもそれほど難しくなく、むしろいつもより、少し難しいことができたりするのが楽しかった。

けれど、やはりいつもの先生の細やかな指導が自分には合っていると思う。

バレエ、特にクラシックはとにかく反復練習で動きを体に覚えさせるものだと思うけれど、適当に覚えても仕方ないし、変なクセが付いてからでは、治すのが難しい。

今の先生は、とにかく基本に忠実で細かいところまで見てくださるので、進みは遅いけれども、正しい動きが覚えられていると思っている。

異動先の県にも同じスタジオがあるので、時間もお金も掛かるけれど、通うことは可能だ。そこにどんな先生がいて、どんな指導方針なのか、不安はある。

どんな仕事に就けるかもわからないけれど、バレエは続けたい。そう思えるものがあることは、嬉しいことなんだと思う。

 

連休前までに、都度書いていた、ただの日記。

全世界に向けて公開するものでもないと思いつつ、備忘録だから、と自分に言い訳。

足跡を見れば来た路はわかるはず。

先日の、夫の異動内定に伴う私の退職に関して、社長と専務が面談に来た。

中小企業なので、それぐらいの距離感なのだ。

しかし、面談と言うほどのことはなく。夫から聞いたことを、社長の口から言われただけだった。

最初に、夫から異動話を聞いたときは、自動的に私も辞めろってことだよね?それを直接言ってくれないのは酷くない?と息巻いていたが、よくよく考えれば、今回のことは、夫に対する辞令であって、私は、会社員としてでなく、妻としての都合を優先させるだけにすぎない。

それでも、社交辞令なのか、私にも異動先で働いてもらうのが、ベストであると言ってくれたのが、社長としての精一杯の譲歩なんだと思った。

会社としては、①二人で異動して働く。②夫だけ異動して、私も異動先の土地について行く。③夫だけ異動して、私は今まで通り働く。の3択で、優先順位も順番通りであると考えてると言われたけれど、私の優先順位はむしろ逆。③になって、夫に単身赴任してもらっても、一向に構わない。

そう、夫に言うと、何のために結婚したかわからない、と言われた。私もそう思う。

今でも、そう思っている。私が夫と結婚するメリットって、なんだろう。

夫の異動先は本当に田舎で、今まで当たり前のように行っていたお店に行けず、当たり前のように買えたものは、食べられたものは、簡単に手に入らなくなる。

当たり前が変わるのがすごく恐ろしい。何より、仕事がなくなるのが、本当に怖い。

物価は多少安くなるかもしれないけれど、その分、賃金は下がるだろうし、郊外に住むとなると、今度は交通費が嵩む。結局、使う金額は変わらないかもしれない。

引っ越し費用は会社が出してくれるが、新居に合わせた家具や家電を買わなければいけないかもしれない。何度も言ってる通り、うちにはお金がない。

相変わらず計画性なくお金を使う夫がいるだけだ。この状態で喜んで無職になる奴がいるだろうか。

②になるにしても、私の代わりの求人をしたり、引継ぎをしたりと時間がかかるであろうことはわかっている。その間、夫は単身赴任ということになる。その間、どれほどお金がかかるのか、今から恐ろしい。2年前の地方出張の悪夢再び。2ヶ月で100万以上使ったことを、夫は覚えているんだろうか?単身赴任中に、貯金がゼロになるとか、マジで笑えないけど、あり得るよな。そうなったら、それこそ婚姻を継続する意味がないから、そのまま離婚しようかしらん。

まだ、異動が現実のことだと思いたくなくて、実両親にも友達にも話せていない。

まさか、自分が実家よりも田舎な土地で暮らすことになるなんて。

別に田舎が嫌で上京したわけではないけれど、そこそこ都会の暮らしは楽だった。怖いことも不安なこともあるけれど、性に合っているように思える。

雑誌やテレビで紹介された場所に行ったりするのも好きだ。流行を追いかけて生きてるわけではないが、ミーハなのだ。

車の運転が苦手なのに、車がないとどこにも行けないのも不安でならない。

再就職先はもちろん探すつもりだけれど、今と同等の待遇で、同じような仕事が見つかる保証はどこにもない。

この異動について行くことに関する私のメリットってなに?本当に教えてほしい。

考えなしだった自分が憎い。簡単に結婚しなければよかった。結婚しなくても、仕事を続けていられたら、それなりに生きて行けてたはずだ。

そんなことを思う自分は薄情だと思うし、そんなことを思わせる夫は情けないとも思う。

良かれと思って、帯同を勧めてくる会社は時代遅れで保守的だと思うし、私のやってきた10数年はなんだったんだと思うと涙が出る。

私の仕事は夫の都合に負けるのか。そうか。そうだよな。それでも、やっぱり悔しい。

そうだ、悔しい。私は私の人生を自分の都合だけで生きられないのが悔しい。

夫と結婚してから、起きる時間も寝る時間も、ほとんど夫に合わせている。そんな些細なことが時々、とても我慢ならなくなる。どうして、夫中心に生活しなくてはいけないのだろうと考える。子供じゃないんだから、大人同士なんだから、それぞれ好きなように過ごしていいはずなのに。

知らない土地で夫と二人きりで、仕事も見つからなければ、私には逃げ場がない。それが一番恐ろしい。好きで結婚したはずの人との生活で、逃げ場を探していることのほうが、ずっと恐ろしいのかもしれない。

具体的に異動のことが決まるまで、同じような愚痴を何度も吐くことになると思います。身近な人に言えないことを、電脳の海に流す矛盾を感じつつ、海に向かって叫んでるようなものと思おう。