私の事しか語れない。

日々の彼是。脳内垂れ流し。

大事なのは段取りみたい。

あっという間に学生共の夏休みも終わり、9月になっちゃいましたね。

本当は、今月から後任の方に入ってもらい、引き継ぎをしていく予定だったのですが、未だ後任が決まっておらず、なんか詰んでる感半端ないです。

それはさておき、映画観てきました。推しが出てるやつです。

『引っ越し大名』です。

日舞台挨拶のチケットは当然のように落選したので、中継のある劇場に行って、画面越しに舞台挨拶も観ました。

気心の知れた共演者に挟まれて、いつになく楽しげな推しが可愛かったけど、やっぱり会場にいる観客の皆さんへの嫉妬が抑えられず、生で観られない悔しさが多少勝ってました。

映画本編に関してはネタバレ含むので、わけます。

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決めるか決めないかそれが問題だった。

お盆なのに出勤するのが普通の生活になって10年ぐらい経ちますけど、毎年嫌です。

電車が空くのは嬉しいけど、私だって同じように休みたいさ。

とくに夏休みはもらってませんが、夫が連休を利用して車を取りに帰宅したので、一緒に異動先まで行き、夫の実家に一泊して帰ってきました。

日程的には金曜の夜に出て、夜中に異動先に着いてホテル泊まって、翌日は夫の実家に移動して泊まって、次の日に私だけ新幹線で戻ってきました。

そんな弾丸日程で、何しに行ってきたかというと、内見です。

まだ異動日は決まってないけど、夫の異動は内定してるし、どんな感じが見に行こうって感じだと思ってたんですけど、結論からいうと、新居決めました。

こんなに早く、さっさと決めて良かったのかと、未だに迷ってますけど、結果的には良かったんだと思います。いや、思わないとやってられない。もう、申込み金は払ってあるので、後戻りできないし。

ただ、相変わらず夫の楽天さというか、計画性の無さにイライラしました。思い出し怒りというか、ずっと燻り続けてるんだと再確認した。普段忘れられてるのが不思議よ。

物件探し自体は、結婚以来。あの時も大変だった。不動産屋は2件ぐらい回ったかな?

事前にネットで探してもほとんどが見せ物件で、実際にはないし、不動産屋が出してくる物件はことごとく気に入らないし、その中でなんとか決めたのが今の部屋で、見せてもらった時は気に入ったけど、住んで見ると色々不便だったり・・・。まぁ、部屋探しなんてそんなもんだろうけど。

というわけで、久々の部屋探し、今回も事前にネットで検索し、気になる物件を多く所有してる不動産屋さんに直接伺いました。

前回と違うなと思ったのは、ネットで探した物件が何軒が実際に見れたこと。時期が違うと言えばそれまでだけど、正確に情報提供してくれてるの嬉しいです。ただ、第一希望にしてたところは、もう申込みされてたみたいで、しかもそれが2週間前というのは、ちょっと、え?と思いました。残念だけど、タイミングだよなぁ。

今回は、夫の希望でメゾネットタイプが良いということなので、メゾネットタイプの部屋を3件紹介してもらいました。会社に近いけど、周りに何もない物件を2件、繁華街は近いけど、会社が遠い物件1件。どれも、間取りは希望通りでしたが、立地がいまいち・・・。この中で選ぶのは厳しいなと思っていた、不動産屋へ戻る道の途中で、この辺りにも1軒メゾネットタイプがあるというではありませんか。不動産屋さんのある辺りは、繁華街というほどではないけれど、お店がならぶ大通りで、会社へもそれほど遠くはなく、住みやすそうだと思っていたところでした。

そのまま引き返して物件を見せてもらうと、少し狭めではあるものの、築浅で、キレイだし、外に水道もあるし、文句なしな物件。懸念すべきは、駐車場が1台分しか借りれないことでしたが、近隣で借りることもできそう。

しかし、今回は会社へ何も報告していないので、とりあえず一旦持帰り、夫が社長に相談しました。

他に良い物件がすぐに出てくる保障は無いし、入居するまで1ヶ月はかかるので、時間もないし、物件自体は気に入ったので、申込みを決めました。

決めたはいいけど、どこから申込み金を出すかとか、初期費用はどこから出すかとか、夫がほとんど考えてないことにイラッとしました。安易に定額貯金崩すとか言わないでほしい。お前が2年ぐらいの間に使いまくった貯金があれば、今、そんなことで悩まんくて済むのに!と思ったし、後で直接言いました。

自分の中で、定額貯金を崩すって、結構な事態だと思ってるので、とりあえず私の貯金と残り少ない二人の貯金を使うことになりそうです。ムカつくわー。

夫が毎月湯水のように使ってるお金の半分でも貯金できてたらなー。

この期に及んで、2年ぐらいお金貯めてマンション買いたいとか言い出して、こいつ全然反省してないし、自分がこの2年でどれだけお金使ってきたのか、全然わかってないんだなって思いました。そのうち表にしてあげよう。

私の車も買わなくちゃいけないのに。全然お金が足りないなー。

兎にも角にも、家を決めたってことで、賽が投げれた感じです。もう、戻れない。

やっぱり異動しませんとかもう言えない。いや、だいぶ前から言えないけど。

異動しちゃったら、逃げ場ないし、またコソコソお金貯めていくしかないな。

夫はお金に対して自由にしてるから、私は時間を自由にするわ。適当に遊びに行こう。

余談ですが、対応してくれた不動産屋の営業さんは地元ぐらしが長い子持ち女性で、今の自分とは、生活スタイルが違いすぎて、やっていけるか、ちょっと不安になってしまった。まずは、車の運転に慣れないとどうにもならないっぽいわ。不安だわ。

しばらくは、電車で都市部に行くスタイル崩せないかもな。それでもいいや。

あと、初めて異動先且つ夫の地元へ夏に訪れんたんですが、日差しが強すぎて辛かった。暑いのは当然だけど、日が出ると眩しいし、肌が痛いし、対策が必要だなと思いました。今回は、先日買ったカラコンを試したいものあって、グラサンを持参してたんですが、大正解でした。カラコン自体は思ったよりも色が強くでないので、普通に遊びに行くのに使う分は、気づかれないぐらいかもしれない。むしろグラサンかけてることに引かれてたような気がする。もう少し地味なやつも買おうかな。

まだまだテンパる日々が続きそうな予感です。

気温と共に高まりつつある。

7月が涼しかったのに、梅雨明けした途端に明け方からセミが鳴く気温になってしましたね。朝から30度が普通になるの止めてほしい。

私が住んでる場所は、学校の裏山の側なので、絶え間なくセミが鳴いています。ノイズ感がやばいです。

さて、7月最終週あたりは、自分で色々予定を組んだせいか、なかなか忙しく、気温の変化、気圧の変化、ホルモンバランスなんかで、なかなか頭おかしくなってる感じがありました。

月曜日は映画に行って、火曜日はバレエ、水曜日は社長面談、木曜日は友達と飲み、金曜日は客先のお祭り、土曜日はりぼん展、日曜の夜もバレエ。こんな一週間初めて。

映画は面白かったし、バレエは相変わらずですが、社長面談が、結構なストレスだったみたいで。テンパってる感がすごかったです。未だに異動する実感がなくて、っていうか、信じたくないみたいで、具体的な話されるのすごく辛いです。しなくちゃ仕方ないんだけど。

友達はいつも舞台を観に行く友達で、でも、二人で飲むのは久しぶり。やっと、異動する話もできましたが、前半はほぼ友達の愚痴を聞いてました。新しい環境って、やっぱり不安だし、大変だよね。日付変わった頃に帰宅したのも久々だった。翌日の客先のお祭りは、相変わらずホウレンソウできねー事務所だからか、当日に知ることが多くて、イライラしたけど、お祭り自体は楽しかったです。テキ屋のようにフランクフルトを焼いてました。若手ばかりでお手伝いしたので、終わった後は打ち上げに。若手だけで飲むのはとても久しぶり。色々話す機会が持てたのは本当に良かったと思います。

私も一番近い先輩とサシ飲みして、現状報告出来て良かったです。余計なことは色々してしまった感じあるけど、まあ、いいや。明るくなるまで話したの久しぶりすぎて、脳が溶けそうだった。

翌日はりぼん展で、それは日記にかいた通り。日曜のバレエは特別講座で、今回は振り付けしてもらい、踊りました。ワタワタしてどうしようもなったけど、バレエしてるって感じでとても楽しかった。

さらに翌週の月曜は歯医者で歯を削られ、火曜日はバレエ、水曜日は後任探しをお願いしてる派遣会社の営業さんとの面談でした。

また、ホウレンソウできねー会社なので、詳細を知らされておらず、てっきり、後任候補の方がいらっしゃると思ったら、探す段階の詳細を詰めに営業さんがいらしただけでした。なんだよ。めっちゃ緊張して待ってたのに。そこで上司のいらない面とか見ちゃったりして、余計にストレス感じて、帰りに気になってたお店に一人で飲みに行きました。小さいお店でカウンターだから、全然一人で平気なんだけど、なんか疎外感あったの寂しかったな。愚痴りたくて夫にラインしたけど、既読も付かなくて悲しかった。

サシ飲みした先輩にもラインしたけど、軽くあしらわれてる感じで、申し訳なくなってしまった。みんな、ストレスとか愚痴とかどうやって吐き出したり、解消させたりしてるんだろう。

モヤモヤしながら週末まで過ごして、週末に電子書籍で漫画大人買いしたら、めちゃくちゃテンション回復できました。

素敵な彼氏 1 (マーガレットコミックス)

素敵な彼氏 1 (マーガレットコミックス)

 

 前にも途中まで読んだことがあって続きが気になってたんですが、物理で買うか電子で買うかも迷ってたんですけど、推しが電子コミックのCMキャラになったので、推しに課金する気持ちで買えました。推しが私の背中を押してくれた・・・。

漫画自体は、少女漫画の王道ぽいようで、ちょいちょい斜め上?主人公のホワッとしてそうで、全力な感じとか、相手の男の子の、クールっていうか、悟り系?な所とか、本当に大好き。アラフォーの今だからこそ、こんなの無いよって言わずに楽しめてる感じがある。2日にかけて出てる巻全部買って、何度も読み直してます。早く続きが読みたい。

少女漫画で変なテンションになってたせいか、初めてカラコンを買いました。安かったし、メーカーものでパッケージも可愛かったし。

眼科併設のメガネ屋さんが扱ってるものなので、先に眼科で試着させてもらって、視力検査などもしたんですが、対応してくれた医療従事者の方々は、アラフォーがカラコン買おうとする様子をどう思ってらっしゃったんだろう。笑いこらえてたんだろうか・・・。まぁ、買っちゃたんで、遊ぶ時とかにただのコンタクトと変わらない感じで着けようと思います。メガネ族なんで、グラサンかけるときと、テーマパーク行く時ぐらいしか、着けないんですけどね・・・。まぁ、いいじゃん。

そんな感じでテンションおかしめな、夏の始まりです。今月もやること色々ありそうで、テンパリ気味ですが、早めに諦める方向にシフトできるように頑張ろうと思います。

あの頃の私たちに会いに行く。

一ヶ月以上前に、普段、あまりお話することない同僚の男性から、一枚のチラシと、チケットをもらった。

それは、新宿高島屋で行われる、『りぼん展』のチラシと招待券だった。

しかも、私が読んでいた時に連載していた作品を中心とした作品展だという。

どうして私がりぼんっ子だったことを知っているんだろうと偶然に驚きながら、ありがたくチケットを頂戴した。

その数日後に行われた飲み会で、同学年の同僚にその話をし、よければ一緒に行きましょう、と酒の勢いで声をかけた。

その同僚は、さらに同い年の他の同僚にも声をかけてくれ、同世代3人で、新宿へ繰り出すこととなった。

https://www.instagram.com/p/B0atmTVlqq-/

大きなりぼんの表紙が出迎えてくれたエントランスには、当時のりぼんとコミックスが並べられ、同僚と一緒にしゃがみ込みながら、これは覚えてるとか、この応募者全員サービスのやつ持ってた!などと盛り上がった。

奥へ進むと、作品ごとのカラーや、原画などが展示されていた。当時読んでいた作品を改めて見て、懐かしかったり、こんな感じだったっけ?と思ったり、今と昔を行ったり来たりしていたような気分でした。

途中の付録の展示でも、また、これは作った!とか、これ使ってた!などと言い合った。ノートや手紙などから、組み立ててつくる箱など、造り手側も大変なんだろうなと当時は思いもしなかったことを考えた。

さらに、作者さんにインタビューしている動画が流れていたり、現代のりぼんが読めたりと、本当に盛り沢山な展示でした。

見るだけで、1時間以上掛かったんじゃないでしょうか。

小学生の時は、お小遣いはりぼんを買うためにもらっていたようなもので、毎月の楽しみでした。

主人公はだいたい、中高生だったので、まだ見ぬ未来の青春時代に憧れを抱いていましたが、なってみれば、漫画の中の世界と、地方の一中高生では、何もかもが違い、ああ、あれはフィクションなんだなと現実を知ったりもしました。

今も少女漫画を読みますが、今は、こうだったら、良かったのになぁと思いながら読んでいます。私も同級生男子にときめく毎日を送るJKでいたい人生だった。割と夢は捨てきれていない。

余談ですが、同僚女子3人で休日まで遊ぶのは初めてで、とても楽しかったです。

一人とは付き合いが割と長くなっているので、何度か休日も付き合ってもらったことはありますが、女子だけは初めて。

その何度か遊んだ女子とも、休日に会うのは久しぶりにだったのですが、彼女も私もとくに今流行というわけでもない、ハンチング帽を被ってたのがなんだか面白かったです。彼女の方も、なかなかのりぼんっ子だったようで、とても話が盛り上がりました。

彼女は関東出身で私は地方出身という距離はありますが、子供の頃に似たようば文化に振れていると趣味も似てくるのかな、と思いました。

機会がなく、言えていなかった転勤の話もできたので、少しホッとしました。仕事柄、私の後任の方と私より先に会うこともあるかもしれないので、彼女にとって寝耳に水な自体にならなくて済みそうで、良かったです。

転勤族の父をもつ、私の夫や友達に聞くと、大手企業では辞令が出て1週間ほどで引っ越しということが普通らしいので、今回のように早めに教えてもらって、色々と時間を取ってもらえるのは、有り難いことなんだなと思えました。

自分にとっては、十分不測の事態で、全然時間が足りなくて、日々テンパってますけどね。

それでも、こんな風に遊ぶ時間を持てるのはとても嬉しかったです。転勤前に、もう一度女子会したいな~。

 

 

 

青空を待っていてもいいかな。

なんだか色々用事を詰めすぎてて、1ヶ月があっという間です。しかし、7月も終わりそうで、夏休みも始まってるっていうのに、まだ梅雨明けしてないのか。

というわけで、映画を観てきました。『天気の子

以下、ネタバレ含みます。

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窓の外はゆっくりと幕を下ろして。

先日、代官山蔦屋書店で行われた、幡野広志さんの著書『ぼくたちが選べなかったことを選びなおすために。』の出版記念トークイベントに参加してきました。

会場となる代官山蔦屋書店に行くのは、たぶん、2度め。なんとなく場所は分かるものの、到着が開場ギリギリになりそうだったので、ナビアプリに従いながらの移動となった。

代官山蔦屋書店には、思ったよりも早く到着できたけれど、イベントスペースがわからず、しばしウロウロし、仕方ないので店員さんに声を掛けたら、目の前でした。

ちょうど開場時間だったらしく、どうぞ、と言われるままにスペースに入ると、最前列に陣取ってしまいました。なんか、すいません。普段は子どもたちが座って絵本を読むスペースなのか、周りは絵本の棚が並んでいました。懐かしいタイトルや、面白そうな表紙を眺めていると、開演のお時間。

拍手に迎えられて、幡野さんと、編集を務められた、古賀さんがご登場されました。

お二人とも、なんとなくリラックスされてる雰囲気でした。イベント自体は今回で3度めらしく、1度目のイベントはweb記事にもなるそうなので、これまでと違った話をしたい、ということで、古賀さんから幡野さんへの公開インタビュー形式で、お話が進められました。

メモを取ってたわけではないので、詳細に書くことは出来ませんが、とても興味深いお話ばかりでした。

幡野さんの文章や写真を通して感じていたことが、より深く納得できたような気持ちになりました。

以下、箇条書きで、気になったことメモ。時系列順でもありません。

・物撮りの方が得意。物に込められたメッセージを読み解き、それを写すのが得意。

・ライターさんは、書くことのプロだから、取材でライターさんが来ると安心できる。

・奇跡を信じてると口にだすのは、医療従事者が多い。

・病人が使う仮病は、お世話したい人に役割を与える為。

・病気になったら、感謝しなくちゃダメなのかな?

・元々仕事ばかりじゃなかったから、病気になっても変わらない。

・文章は得意じゃないと思ってる。

・読んだ文章や文体は影響を受けるもの?

・嘘はつけないし、つきたくない。

・迷っている時は、選択肢を多くもっていたい時。選択肢を減らすのが勇気。

 

あんまり出てこなくて、申し訳ない。お話を聞けば聞くほど、思ってた通りの方だった。

幡野さんの書かれる文章は、かっこつけてなくて、ありのままで、幡野さんだけの文章だと思います。自分は読んだ本の文体などにすぐに影響を受ける質なので、少し恥ずかしいぐらい。

何を見ても客観視しているという幡野さんは、たぶん、文章を読んでも、こんな風に書きたい、と思わないのだろう。

幡野さんの著書を読まれた方の感想で、「欲がなさそう。」と書かれているのを見かけました。それを見て、私は、無いのは、欲ではなく執着ではないかと思いました。

物事を客観視できる方は、たぶん、主体が自分であるということを、より強固に感じているのではないでしょうか。対象と向き合った時、それを外から捉えた時、どちらにしても、視点の始まりは自分なのです。

そして、それは、変えようのない、事実でもある。

執着しないんだろうなと思わせるのは、自分であること、自分以外にはなれないことを認めているように見えるからではないでしょうか。

私が思い浮かぶ執着しない人は、他人にも執着しない、あるいは期待しない人です。

 

他人に期待しない人は、他人に背負わせない。

背負わされないと思うと、人は近づきやすくなる。

幡野さんが、出会いに恵まれ、いろんな人に好かれている理由が、なんとなく、わかった気になりました。

文章に影響を受けない、という話を聞いて、そう言えば幡野さんからは、カルチャーの匂いがしないな、と気づきました。

私が無知なだけかもしれませんが、幡野さんのことを、何系の人、と言い表すのは難しい気がします。肩書や、役割は色々とお持ちでしょうが、そういうのではなく、カルチャーの系譜としてのカテゴリーが見えづらいということです。私の勝手な思い込みですが。

1時間ほどのトークはあっという間でした。自然体でお話されるので、こちらもリラックスして聞けました。

最期の質問コーナーでは、私が思っていたことを質問してくださった方がいて、なんだか嬉しかったです。

あと、病気になって、人生観が変わったか、という質問に対して、別に変わらない、ヒップホップの人みたいにあらゆるものに急に感謝したりしない、みたいなことをおっしゃってましたけど、ヒップホップは、身近なリアルを語るカルチャーなので、嘘をつけないという幡野さんとは相性良いと思いますよ。突き詰めると感謝しかなくなるっていうのも、人によってはリアルだってことですかね。

余談ですが、お二人が座られた場所の後ろがガラス張りで、まだ明るかった空が話が進むに連れ暗くなっていき、終わってから外に出たら満月が大きく光っていたのが、なんか、良かったです。

そうだ、京都も行っとこう。

三連休に休みが取れそうだということは、一週間ほど前から聞いていた。どうする?どこで過ごす?というLINEのやり取りを繰り返しながらも、決めきれず、私が夫の出張先に行き、さらに足を伸ばして京都へ遊びに行くと決めたのは、木曜のことだった。

しかし、その日も、詳細を決めるまでには至らず、夜は私が上司に飲みに誘われてしまったので、電話することもできず。

翌日に、二日酔いの気持ち悪さを抱えながらもなんとか出社し、いい加減、宿は取らねばならぬと、仕事の合間に宿を探し、夫に連絡し、とりあえず寝る所は確保した。

帰宅後、荷造りをした。詰めるのは、着替えとメイク道具ぐらいだ。国内旅行をするたびに、荷物が軽く少なくなっていく気がする。

三連休の初日。新幹線の切符は前日に買っていたので、昼頃に名古屋に着くように新幹線のホームへ向かった。ここで、失敗に気づく。指定席券を取っていなかったのだ。

一人だし、乗る時間を決めるのが嫌だったので、取らずにいたが、連休初日の新幹線は、もちろん満席。そもそも自由席の車両は3つしかない。しかも、乗り込んだのは途中駅からだったので、見送ることもできず。ひかりやこだまに乗れば、まだ良かったかもしれないが、のぞみに乗れば一駅で着くところを何度も停車する新幹線に乗る気にはなれなかった。結果、一駅とは言え、1時間半を自由席の通路に立って過ごすことになってしまった。乗り込む前に、朝ごはんとして買ったパンも、立ったまま食べることになった。出発早々足のむくみを感じながら、名古屋に到着。昼食には名古屋名物を食べようということになったので、さらに私鉄に乗り換えて、待ち合わせの駅へと向かった。駅前でレンタカーで来ていた夫と落ち合い、まずは昼食。名古屋名物のきしめんを食べました。熱田神宮の中にある休憩所で食べられる宮きしめんは、有名らしく、また昼時だったので、少し並びました。出汁のきいたきしめんはとても美味しかったです。

さて、ここからは車で夫の出張先の街へ移動します。名古屋からは車で1時間半ぐらいでしょうか。道中、夫にしては珍しく饒舌で、出張先でのことなどを延々喋りっぱなしでした。

出張先の街では、異動後のことを考えて、私が運転を変わり、街中や会社付近をウロウロしました。そのために、私が比較的運転しやすい軽を借りていてくれたのですが、街中を運転するのは1年以上ぶり。しかも、知らない街を走るのは初めてだったので、何度か夫に怒られ、ビクビクしながら運転していました。

一通り、街中を走ったあとは、練習を兼ねてドライブへ。ほぼ一車線の道を直進するだけだったので、1時間半ほど運転しました。

だんだん暗くなって来たので街へ戻り、ホテルに荷物を置いてから食事へ。

夕食は、夫の出張先の上司が、わざわざ予約してくれていました。と言っても、上司は同席せず、ただ席を予約してくれていて、後日精算するので、気にせず食べておいでということでした。ビックリした。そんなのあるんだ。会社で上司にごちそうになったことは多々ありますが、ツケで食べてこいと言われたのは、私も夫も初めてです。

遠慮を知らない若輩者なので、マジで何も考えずに色々ごちそうになってしまいました。とっても美味しかった。

翌日は、早めに起床し、軽くホテルの朝食を食べてから早々にチェックアウトし、一路京都へ。その前に、名古屋のホームにある立ち食いのきしめんを食べました。ここも出汁がしっかりしてて美味しかった。京都までも新幹線の自由席に乗りましたが、朝早かったのと、名古屋で降りる方も多く、座って行けました。

京都に到着すると、ロッカーに荷物を預けてすぐに宇治へと向かいました。

JR宇治駅の前にある、老舗のお茶屋、中村藤吉さんで抹茶スイーツを食べるためです。

以前、夫と京都に来た時も別の店舗で食べて、夫も気に入っていたのですが、ものすごく待ったので、今回は開店を狙って早めに行きました。

しかし、やはり考えることは皆同じようで、私達が着いた開店15分前頃にはすでに行列が出来ており、開店前に始まった受付では、27組目でした。ただ、本店は席が多いので、30分ほどの待ち時間ですみました。せっかくなので、薄茶付きの生茶ゼリーをシェアし、夫は冷やしぜんざい、私はパフェを食べました。どれも、抹茶の味が濃くて、香り高いのに苦味は少なくて、とても美味しかったです。ただ、どれも量が多く、なんだか抹茶だけでお腹いっぱいになってしまいました。

食後は平等院の参道を少し歩き、でも中には入らず、そのまま引き返して、今度は京阪の宇治駅へ。京阪電車は初めて乗りましたが、なんだか可愛らしい車両でした。途中で乗り換えると、また可愛らしいのに、妙に豪華な車両でした。目的地は祇園四条駅。地上に出てすぐの場所にある、松葉で昼食です。私は、にしん蕎麦、夫は夏限定の鱧素麺を食べました。にしん蕎麦は相変わらず美味しく、夫に少しわけてもらった素麺が家で食べるものとは別物のようで美味しくて驚きました。

食後は、祇園を散策し、そのまま新京極を歩き、山鉾を求めて歩き続けました。八坂神社の側にある夫の好きな雑貨屋で、夫好みのものを安く買えたのと、山鉾を探した先で偶然入ったお店でも夫好みの雑貨を買えたこと、そして有名な山鉾を間近で見られたことは、とても良かったです。ただ、歩きすぎました。

京都は何度か訪れていますが、わかりやすい碁盤目状の道と、数えやすい通りのせいか、距離感を間違えやすく、バスに乗ればいい距離を、つい、歩いてしまうのです。

その結果、夫はどんどん不機嫌に。足が痛いと訴えるので、近場のマッサージ店を探したのですが、見つからず、また余計に歩く羽目になったり。さらに、雨も降ってきて、踏んだり蹴ったり。本当は、龍安寺にも行きたかったのですが、その時いた場所からは、開門中に間に合いそうになかったので、断念。先斗町あたりも散策したかったのですが、それも断念。不機嫌な夫を連れてバスで京都駅まで引き返し、そこでもマッサージを求めてウロウロしましたが、さすがに即時というわけに行かず。

夫の不機嫌がピークになった辺りで、とりあえず座れる場所を求めて、HUBに入りました。HUBで一服し、少し小腹を満たしたことで、夫の機嫌が回復してきたので、ホテルへ行くことに。送迎付きのホテルにしたので、駅からホテルまでは歩かずにすみました。また、泊まった部屋は別館でとても新しく、前日に泊まった部屋の倍ぐらいの、とても広々した部屋だったので、気分的にもゆったりできました。

少し休憩してから、再び送迎バスを利用して、駅へ引き返し、夕飯。駅の地下街のだし茶漬けのお店でお茶漬けを食べました。食後は、駅の551でおやつの豚まんを購入して、ホテルへと戻りました。

3日目の朝、夜中に目が覚めた時は、身体中が痛くて、どうしようかと思いましたが、朝には少しマシになっていました。この日は、朝から昨日行けなかった場所に行く予定だったので、ゆっくり朝ごはんを食べる時間はなく、駅で買ったパンをバスを待つ間に食べました。京都ぽさを求めて買った抹茶味のクロワッサンが美味しかったです。

前日に行けなかった龍安寺の石庭は、連休の最終日だからか、比較的早い時間だったからか、人が少なく、とてもゆっくりと眺めることが出来ました。

回遊庭園も素晴らしく、紅葉が青々としていたので、ぜひ、秋にも来てみたいと思いました。

またバスに揺られ、今度は三条へ。バスを降りたあと、道を間違えて無駄に夫を歩かせてしまいましたが、痛手にならないぐらいで気づけて良かったです。

三条大橋の手前辺りのスタバのテラスに行ってみたかったのですが、この日はテラスが開いておらず。店内から橋を眺めてのコーヒータイムとなりました。途中、お手洗いに地下へ降りたら、そこにも席があり、そこは窓に向かってソファが並んでる席だったので、夫に声を掛けて移動し、しばらく橋脚を見ながらコーヒーを飲んでました。

ここから、祇園に移動するのに、電車に乗ろうと思ってたのですが、夫が頑張って歩くと行ってくれたので、まだ明るい先斗町を歩きました。祇園の花見小路とはまた違った風情で、ぜひ、夜に再訪したいと思いました。途中、お稽古に行くのか、浴衣姿の舞妓さんらしき方をすれ違い、勝手に昼の京都ぽさを感じさせてもらいました。

祇園付近に戻ってきたので、またも、松葉で昼食。夫婦そろっての好物なのです。

今度は、夫がにしん蕎麦。私は、冷やしおろしにしんそばを頂きました。冷やしの方が、にしんの味が濃く感じられた気がします。

お腹が満たされたところで、バスで京都駅に戻り、お土産を買って、新幹線に乗り込みました。諸事情の為、私も一度名古屋で降車し、名古屋土産を買ってから、夫に見送られて、今度こそ東京行きの新幹線に乗りました。帰りも指定席は尽く満席だったので、諦めて自由席へ。しかし、1本見送って列の前の方へいられたのが幸いして、席を確保することが出来ました。

帰りは1時間半、ゆっくりと座り、買っておいたビールを飲み、車内販売でアイスを買い、存分に満喫しました。

そんな感じで、突発的に決めた旅行でしたが、概ね楽しめたと思います。祇園祭中の連休に直前で宿が取れただけでも良かった。

京都を歩き過ぎたのは、自分でも反省すべき点ですね。自分も辛かった。何度も訪れているので、知った気になってしまうのは、よくないな。自分の頭の中にある、京都のガイドブックは、10年以上前のものなので、いい加減、アップロードしないと。

道中喧嘩はしましたが、泣いたり、酷い言い争いにならなかったのは、一緒にいられる時間が限られていると、お互いに分かっていたからだと思います。

同じ家に帰る状態で、こんな旅行は御免被る。夫も、何度も不機嫌になりながらも、何度も、怒ったことや、不機嫌になったことを謝ってくれたので、夫なりに気遣ってくれているんだろうな、と思いました。