私の事しか語れない。

日々の彼是。脳内垂れ流し。

働くオンナ。

就活していた頃のことは、思い出したくもない。なんとなく、適当に、なんだかんだどうにかなると思って、就活及び社会、並びに人生を舐め腐っていた自分をぶん殴りたい。ならねーよ。なるわけねーだろ。何様だよ。

でも、根本的なところでは、今も昔も変わっていないことを知ってるので、やっぱり自分をぶん殴りたい。自分が可愛いから、そんなことしないけど。

10年。子供の頃の10年なんて、途方もない時間だった。若い頃の10年は、わからなくもないけど、それだけの時間に変化は付き物だった。

今の会社に入って、丸10年経ってしまった。前の会社を1年経たずに辞めた身としては、10年ぐらい働く気持ちでいたけれど、何かしらの理由(結婚、出産、それに伴う転居等)で、辞めてしまうかもしれないとも思っていた。

でも、特に大きく変わることなく、10年経ってしまった。結婚はしたけれど、それ自体は、会社を辞める理由にはならなかった。辞める理由が出来ないまま、結婚して、そろそろ、丸4年になる。

前職を辞めて10年になるが、未だに、あの頃のことは思い出したくもない。考えると恥ずかしさで死にたくなる。働いていたとは言い難いような体たらく。上司や先輩や家族や親族に迷惑しかかけずに逃げるように、いや、完全に逃げるカタチで辞めた。どうすればよかったのかと思うこともあるが、そもそも、入らなければ良かったなと思っている。それなりに大きな企業だったので、初期研修などは大変に勉強になったけれども、実務がどう考えても向いてなかった。向いて無くてもやらなければ、という考えを持てるほど大人でもないし、その会社で働くことに必死でもなかった。

やはり思い出すと、死にたくなるので、考えるのはやめよう。

今の会社へは、民間の転職紹介を利用して知った。とにかく、事務職。できれば正社員。という、浅はかな希望に沿ってくれたのが、今の会社だった。

大卒の事務職としては、妥当と思われる給料。社会保障制度もちゃんとしている。待遇としては申し分ないだろう。紹介してくれたエージェントは、半笑いで言った。

「揺れるのは平気ですか?」

意味がわからないと思ったけれど、事務所へ行くと納得した。

ターミナル駅が最寄りのオフィス街から、JRとは思えない無人駅が最寄りの工場地帯へと職場を移すのを決めるには、少し時間が必要だった。

結果的に働くことを決めて、席をもらい、そこに座り続けて10年になった。早い。

入ったばかりの頃は、転職とは思えないほどの社会人としての自覚の無さ、仕事へ意識の低さなどで、何度も迷惑をかけた。そのあたりのことを思い出すと、やっぱり恥ずかしくて死にたくなるけれど、その頃の私の話をする人はいない。

入社3年目辺りで、今の夫に出会い、色々あって付き合うことになり、入社6年目ぐらいで、結婚することにした。まさか、社内結婚するとは、入社するときには想像もしていなかった。結婚すると会社に報告した時に、退職の意思の確認すらされなかったと思う。私が完全にスルーし過ぎて記憶から消してるだけかもしらんけど。

そんな人生の一大イベントも軽々飛び越えて、そろそろ4年。次の退職理由は来る気もしない。別に来なくてもいいとも思ってる。

他に同じ職種の人はいないし、他の事務所では、私以上に長年勤め上げた人が何人もいるので、別に驚くような勤続年数じゃないんですけど、とりあえず、節目だなと思ったので、色々思い出したくないことを、ちょろっと思い出しましたけど、やっぱり思い出したくないから、また封印しときます。

一昨年に退職した、仕事大好きな実父からは、今の仕事に甘んじずに資格の勉強でもしろと何度か言われたし、自分でも、今後のことを考えれば、役に立ちそうな資格を取るのも悪くないと思うのですが、結局、特に何もせず。まぁ、必要になればやります。遅いかもしれないけど。

それでも、なんとか、いや、流されるままにでも、仕事をしていられることは、感謝だなと。給料全然上がらないし、ボーナスとか信じられないぐらい少ないし、家賃補助も30歳過ぎてからジワジワ減らされてるけど、辞める気なんてこれっぽっちもありませんから。

役に立ってるのかな、とか、このままでいいのかなと思うこともありますが、恩師からの、「この世に大した事ない仕事などない。」という言葉と、実父からの、「誰でも出来る仕事でも、今できるのは、あなただけ。」という言葉を胸に、今後も、働き続けたいと思います。

結婚5年目を迎えるに際しても、思うことあるんですけど、心情的には昨年、一昨年と大して変わらない感じです。昨年に続いて、一緒に過ごせるはずなんですけどね。