もう、それくらいにして。
カレンダーを見たら、来月にも再来月にも連休があって、なんで旦那がいない時期に限ってそんなに連休があるんだろう、と、ちょっとガックリした。
もちろん予定なんてあるわけもなく。今からどうやってやり過ごそうかな、と考えています。また一人デートかな。
ああ、普通にデートがしたい。
普通に、駅とかで待ち合わせて、ごめ~ん、待ったー?とか声かけて、ううん、大丈夫、そんな待ってないよ、とか言われて、とりあえず、ご飯食べますか、って歩きはじめて、何食べたい?とかどうする?とか言いながら、自然に手を繋いで、繋いだ瞬間に、へへって笑顔を交わして、適当にご飯食べて、他愛のない話をして、どっか行きたいとこある?って聞かれて、献血かなって言って却下されて、そういえば、あそこ行きたいと思ってたんだよねーって、雑貨屋とか洋服屋とか冷やかして、歩き疲れたら、可愛いカフェで御茶して、また他愛のない話をして、その話さっきも聞いたわーとか言われて、陽が落ちてきて、夕飯食べてく?って話になって、ガッツリ食べなくていいから飲みたいな~って言って、ダイニングバーとか行って、まぁまぁ飲んで、まぁまぁ酔っ払って、この後どうする?って聞かれて、わざとらしく上目遣いで帰りたくないなーとか言って笑うと、じゃぁ、2人になれるとこ行こうかって、テーブルに置いた手を握りながら言われるようなデートがしたい。
ごめんなさい、全然普通じゃなかった。完全に私の理想型だった。
思い描いた相手は旦那じゃなかったし、主人公も私ですらなかった。
こういうのを20代前半で出来てたら良かったな。
満たされてないから、いつまでたっても恋愛至上主義な頭になっちゃうのかな。
自分でも気持ち悪いぐらい、色恋以外に考えることないのか、と思うんですけど、そうねぇ、他に考えることといえば、今日の夕飯何にしょうかなとか、お弁当のおかず何にしようかな、とか、明日は何を着て行こうかなとか、週末は晴れて布団干せるかな、とか、ですかねぇ。
仕事のことは今のところ、あんまり悩むようなことがなくて、強いて言えば、給料低いなとか、通勤時間長いなとか、ぐらい。
旦那がいれば、どうしたらもっと家事をしてくれるかな、とか短気を起こさずにいてくれるのかな、とか考えますけど、そればっかり考えてるわけじゃないし、やっぱり、日常生活の細かいことを考えつつ、妄想してますね。
アラサーで既婚で恋愛至上主義てイタいな。
しかも、外見的には地味で真面目そうで、喪女に見られるタイプです。
モテそうどころか、彼氏いそうとかも言われたことないよ。
逆に、周りに女の子扱いしてもらえなかったから、妄想が膨らんだり、女性として認めてもらえることを求めて、色恋に傾倒していくのかもしれない。
女の子扱いされるのが普通だったら、憧れなくても当たり前にあるものだろうし、当たり前過ぎて、重視出来ないんじゃないかな。わかんないけど。
あと、それ以外に夢中になれるようなことがないっていうのも、あるな。
のめり込むような趣味があれば、それに時間費やしてしまうから、デートする時間が勿体無く感じるだろうし。
実際、趣味が充実してたり、同性の友達が多い人は、結婚から遠い傾向にあるみたい。
この本にも書いてあったし。
私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな (一般書)
- 作者: ジェーン・スー
- 出版社/メーカー: ポプラ社
- 発売日: 2013/10/11
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これを読んだ時には、もう結婚してたんで、すべて当て嵌まる!って感じではなかったんだけど、ここに書かれるような女性には、ちょっと憧れた。
男に頼らなくても、男に認められなくても、強く!逞しく!生きていけるし!って感じで。
そうできるなら、それでも良かったけど、私には無理だった。
無理だって、どこかでずっとわかっていたから、僅かな女性性をかき集めて、男の庇護欲を捕まえることに必死だったのかもしれないな。情けないけど。
じゃぁ、結婚したなら、もう目的達成してるし、今さら色恋云々言わなくて良くない?って、話なんだけど、そこはそれ、もはや妄想は日常に深く染み込んだ趣味のようなものだから、結婚しても、ババアになっても、変わらず続けちゃうんだろうな。
我ながら気持ちが悪い。