私の事しか語れない。

日々の彼是。脳内垂れ流し。

あの頃の私たちに会いに行く。

一ヶ月以上前に、普段、あまりお話することない同僚の男性から、一枚のチラシと、チケットをもらった。

それは、新宿高島屋で行われる、『りぼん展』のチラシと招待券だった。

しかも、私が読んでいた時に連載していた作品を中心とした作品展だという。

どうして私がりぼんっ子だったことを知っているんだろうと偶然に驚きながら、ありがたくチケットを頂戴した。

その数日後に行われた飲み会で、同学年の同僚にその話をし、よければ一緒に行きましょう、と酒の勢いで声をかけた。

その同僚は、さらに同い年の他の同僚にも声をかけてくれ、同世代3人で、新宿へ繰り出すこととなった。

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大きなりぼんの表紙が出迎えてくれたエントランスには、当時のりぼんとコミックスが並べられ、同僚と一緒にしゃがみ込みながら、これは覚えてるとか、この応募者全員サービスのやつ持ってた!などと盛り上がった。

奥へ進むと、作品ごとのカラーや、原画などが展示されていた。当時読んでいた作品を改めて見て、懐かしかったり、こんな感じだったっけ?と思ったり、今と昔を行ったり来たりしていたような気分でした。

途中の付録の展示でも、また、これは作った!とか、これ使ってた!などと言い合った。ノートや手紙などから、組み立ててつくる箱など、造り手側も大変なんだろうなと当時は思いもしなかったことを考えた。

さらに、作者さんにインタビューしている動画が流れていたり、現代のりぼんが読めたりと、本当に盛り沢山な展示でした。

見るだけで、1時間以上掛かったんじゃないでしょうか。

小学生の時は、お小遣いはりぼんを買うためにもらっていたようなもので、毎月の楽しみでした。

主人公はだいたい、中高生だったので、まだ見ぬ未来の青春時代に憧れを抱いていましたが、なってみれば、漫画の中の世界と、地方の一中高生では、何もかもが違い、ああ、あれはフィクションなんだなと現実を知ったりもしました。

今も少女漫画を読みますが、今は、こうだったら、良かったのになぁと思いながら読んでいます。私も同級生男子にときめく毎日を送るJKでいたい人生だった。割と夢は捨てきれていない。

余談ですが、同僚女子3人で休日まで遊ぶのは初めてで、とても楽しかったです。

一人とは付き合いが割と長くなっているので、何度か休日も付き合ってもらったことはありますが、女子だけは初めて。

その何度か遊んだ女子とも、休日に会うのは久しぶりにだったのですが、彼女も私もとくに今流行というわけでもない、ハンチング帽を被ってたのがなんだか面白かったです。彼女の方も、なかなかのりぼんっ子だったようで、とても話が盛り上がりました。

彼女は関東出身で私は地方出身という距離はありますが、子供の頃に似たようば文化に振れていると趣味も似てくるのかな、と思いました。

機会がなく、言えていなかった転勤の話もできたので、少しホッとしました。仕事柄、私の後任の方と私より先に会うこともあるかもしれないので、彼女にとって寝耳に水な自体にならなくて済みそうで、良かったです。

転勤族の父をもつ、私の夫や友達に聞くと、大手企業では辞令が出て1週間ほどで引っ越しということが普通らしいので、今回のように早めに教えてもらって、色々と時間を取ってもらえるのは、有り難いことなんだなと思えました。

自分にとっては、十分不測の事態で、全然時間が足りなくて、日々テンパってますけどね。

それでも、こんな風に遊ぶ時間を持てるのはとても嬉しかったです。転勤前に、もう一度女子会したいな~。