私の事しか語れない。

日々の彼是。脳内垂れ流し。

青空を待っていてもいいかな。

なんだか色々用事を詰めすぎてて、1ヶ月があっという間です。しかし、7月も終わりそうで、夏休みも始まってるっていうのに、まだ梅雨明けしてないのか。

というわけで、映画を観てきました。『天気の子

以下、ネタバレ含みます。

 新海誠監督作品は、前回の『君の名は』しか観てません。

予告を観て面白そうだなと思って観に行くことにしました。

まだ公開したばかり、夏休み始まったばかり、スマホサービス日と色々要素が重なってたからか、映画館の一番大きいスクリーンが、ほぼ満席でした。

内容としては、不思議な現象が起きて、世界が変わってしまう、という前作とも似たようなものではあるのですが、個人的には『天気の子』の方が好きでした。

謎解きぽいものが無いので、素直に観ていられる。主人公たちが少し幼いので、より応援したいという気持ちになる。あたりが、理由でしょうか。

前作は、話題になってから観に行ったので、少々穿った見方をしていたことは否めませんが、それでも、天気の子の方が、観ていて楽しい気持ちになれました。

また、空の描写や、雨のシーンがとても印象的で、東京という街がとても象徴されている感じがとても好きでした。

雲の上の草原がすごく素敵で、なんとなく、ラピュタを思い出しました。

二人で空を落ちていくシーンは、ちょっと千と千尋ぽかったかな。

日本のアニメーションは、やっぱりすごいなと思わせてくれる場面だと思いました。

前作同様、音楽はRADWIMPSが担当されてて、でも、音楽のほうが前に出てくる感じでもなく、劇中音楽として、最高の効果を発揮していたと思います。

文学的と評される新海誠監督らしく、モノローグもすごく切なくて、特に、

「かみさま、もうこれ以上僕たちから、なにも引かず、なにも足さないでください。」というセリフに涙が溢れてきました。

また、主人公の穂高が空に消えてしまった陽菜を探して、廃ビルで警察と対峙するシーンも、真に迫っていて、ドキドキしながらも泣いてしまいました。

これは、ぜひ若い人に観てもらいたい。やっぱりアニメは子供のためのものなんだな、と思ってしまいました。

少なくとも、シニカルに笑う大人と一緒に観るべきではない。

素直に受け止めたほうが楽しいことも沢山あるんだと思わせてくれる映画でした。

あー、東京から離れたくねー。