私の事しか語れない。

日々の彼是。脳内垂れ流し。

それは銀幕の中だけで。

あっという間に今年も半分が終わりそうで、でも今月がなかなか終わらなくて、変な感じです。給料日が遠いよ・・・。

金欠を叫び続けて喉が枯れそうですけど、先週末も映画を観てきました。

最近は、ネットからチケットを予約する際、スマホを機種変した時にもらったポイントを使っているので、現金は減ってません。

観てきたのは、『空母いぶき』。アベンジャーズを観に行ったときの予告を観て、私も夫も気になったので観てきました。

なんていうか、話すのが難しいのですが、内容としては、正直怖かったです。

リアリティがあって怖かった。アベンジャーズの戦闘シーンとは、全然違うリアリティ。正義の味方も宇宙人もすごいメカも出てこない生身の話だった。

物語としては、色々端折ってる感じがしたので、漫画の中の一つのエピソードを掘り下げた話なのかなと思いました。

戦闘シーンはとても生々しかったけれど、政府側が、それほどリアルじゃないかも、と思ったのはシン・ゴジラのイメージのせいかもしれない。会議室の人少なすぎでしょ、とか、官僚とか秘書とかいないの、逆に不自然でしょ、とか思ってしまった。

ただ、劇中のセリフが、今まさにニュースで話題になってることだったりして、現実とのリンクが面白かったです。

戦闘シーンが生々しかったので、昔の戦争のことを考えてしまいました。70年前は今より全然技術がなくて、レーダーとかもなくて、船も飛行機も丈夫じゃなかったし、多分、軍事訓練もそんなに出来てなかったんじゃないかと思う。

お互いに配慮しない相手と戦うって、本当に怖いことだと思った。

戦争が長引けば、人がいなくなる。最初は、ちゃんと訓練を受けた、職業軍人ばかりだったのが、訓練なんてほとんど受けてない一般の人達ばかりになっていく。どうして、徴兵制があるのか、やっと理解できた。有事の際に急に徴収された時、軍にいたことがあるかないかの違いは、とても大きいだろう。

劇中で、一般人が巻き込まれるかどうかが、戦争かどうかの境界線だというセリフがありました。

自衛隊が出来てから、戦闘で亡くなった人はいないというセリフもありました。

でも、国のどこかで戦闘状態なっているだけで、一般人である自衛隊の家族の人は、もう巻き込まれているし、戦闘を行えるようになるための訓練の事故で亡くなってる人はいるんですよね。

自衛隊の是非について、持論を述べるつもりはありませんが、戦闘シーンは、アーマースーツの人が飛んでるのを観るだけで十分です。

客席は中年男性が多いように感じました。内容的にはそうだろうな。女性だけのグループも見かけましたが、イケメン俳優のアップだけで、この内容を楽しめたのか、ちょっと疑問。

私は、怖いと思いつつ、イケメン俳優達のやり取りに腐った頭を巡らせたりしてました。なんか申し訳ない。フィクションの中だけのことで言うと、それぞれの護衛艦の艦長達が個性的で、その船の個性みたいのが見えて面白かったですね。

有事の際じゃない、日常的なやり取りとか観たいな。上下関係とか船同士のライバル意識とか色々ありそう。

余談ですが、エンドロールを見た限りでは、この作品に対して自衛隊海上保安庁は全く関わってないようで、それだけで、この作品の立ち位置が見えるような気がしました。結構、過激な映画なんだろうな。