私の事しか語れない。

日々の彼是。脳内垂れ流し。

すべてを充たすのは必要なことかしら。

2月ってあっという間に過ぎ去っちゃうよなって思ってた今朝に、ネットニュースで推しの熱愛報道が流れてきて、心臓がねじ切れそうになりました。月末は、割りと忙しいから、止めてほしいよ。

 

好きになってから、初めての熱愛報道なので、結構ショックでした。古参の方は、慣れたもんで、むしろ祝福ムードだったのですが、自分はまだその境地に至れないわー。まぁ、至った方がいいかどうかは、また別の話ですけどね。

そんな報道を聞く前日、推しの主演映画を観に行って来ました。

blank13.com

例のごとく、尽く試写会だの舞台挨拶だのにハズレたので、普通に近場で公開されてから行きました。前売りも買ってあるし、長い期間公開するみたいだから、焦って行くことないかなーと思ってたんですが、ビジュアルブックが発売されることがわかったので、出来れば、内容観てからビジュアルブックを読みたかったので、早めに観れて良かったです。

観に行った日は、人生二度目の同人イベントにも一般参加してきました。初めて行ったのは、高校生の時で、地元開催のイベントだったので、規模的にはソコソコ。それなりに賑わってはいたんですが、そもそも同人買うほどハマってるジャンルもなかったので、ただの物見遊山で終わりました。しかし、今回はどハマりしてるジャンルがあるし、欲しい物も決まってたので、めちゃくちゃ楽しかったです。まぁ、コミュ障極めてるので、ご挨拶的なものはできずに、ただただ、スムーズに買い物することを心がけました。そもそも今のジャンルにハマった時でも、本に手を出すとは思ってなかったし。

本を買うようになっても、通販を利用させて頂いてたので、イベントに出かけるとは思っていなかったんですが、行ける範囲内で開催。しかも、好きな書き手さんがイベントだけで頒布するというので、この歳で初めての本気参加となりました。会場のビックサイトは昨年、夫の趣味に付き合って行っていたので、アクセスや、会場内の様子はわかっていましたが、その時は、正面ゲートから入ったので、一般参加の入口の遠さと待機列の多さには驚きました。いつまで並ぶんだろうと、ドキドキしましたが、思ったほど待たされず。また、中に入ってしまえば、それぞれのホールに散らばるので、目当てのブースは、混雑ということもなく、欲しい本は全部買えました。良かった。その日のうちに完売したものもあったようなので、本当に行って良かった・・・!

とてもスムーズに買い物出来たので、ささっと会場を後にし、ついでに映画館でビジュアルブックだけでもゲットしておこうかと、調べてみると、丁度いい時間に上映してるので、映画も見ることにしました。

というわけで、以下ネタバレ。

 長編映画とはいえ、上映時間は70分。だから、突発的に見に行こうと思えました。

70分だったけれど、短いとも、もちろん長いとも思わず。

今回も、至るところで、キャンペーンの様子を観て、インタビューを観たり聞いたりして、あらすじも分かっていたのですが、内容的にはあらすじ以上のことはなく。

でも、物足りないという感じではない。過不足なく、洗練された映画だと思いました。

お葬式の当日と、空白の13年を回想という形で、ポツリポツリと思い出すように、場面が描かれ、観てる方に、出来事だけを見せていく。モノローグはなく。ストーリーもなく。

エンディングの『家族の風景』を聞いて、ああ、そうか、風景を観ていたんだなと思いました。

私は映画に詳しい方ではないので、細かいことはわかりませんが、多分、細部に拘っているんだろうなという感じの造りでした。音楽とか、カメラワークとか、編集とか。

映画が好きな人が作ったんだろうな、という雰囲気は伝わってきました。

今回も、推しを観に行ったわけですが、ビックリするぐらい映画の中の世界に溶け込んでて、うまく掴めない感じすらしました。セリフや動きが少ないというのは、インタビューで知っていましたが、表情すら読めなくて、全部、推測にしかならなくて、怖いぐらいでした。割りと表情で心の機微が伝わってくるような俳優さんだと思っていたので、そのお芝居の深さに、驚きました。ビジュアルは相変わらず素敵で、バッティングセンターで、ブツブツ言いながら、時々声を出しながらバットを振ってる姿にキュンとしましたが、観てほしいのは、そこじゃないんでしょうね。

なにか、思っているだろうけれど、読めない目が印象的でした。特に、父親との再会のシーン。戸惑っているようにも、何かを抑えているようにも見える目。

何年も会っていないとは思えない雰囲気を醸し出す、父親役のリリーさんの何気なさと合わさると、余計にお互いの距離を感じて、ポスタービジュアルを思い出しました。

一転、お葬式のシーンでは、多彩な役者さん達が、ユーモラスにお芝居していて、でも、思ってたよりコントっぽさはなくて、そこは、物足りないぐらい。でも、そこを過剰にしないところが、監督のセンスなんだろうな。

出演している役者さんが、どの方も、本当に雰囲気があって、とても良かった。特に、父親のリリーさんと、母親の神野さんは、この方でないと出せない空気があって、それが、本当に素敵でした。

過剰じゃない、現実と地続きになってるような映画で、すごく色々読み解きたくなる空白がすごくて、自分なりの解釈を語りたくなるような、そんな映画でした。

 

因みに、ビジュアルブックはまだ読めてません。イベントの戦利品も積読状態です。

早く読みたいけど、夫のいない時間にちょこちょこ読むしかないんだよなぁ。

なんで、結婚してからの方が夫に見せられないものが増えてるんだろう。