私の事しか語れない。

日々の彼是。脳内垂れ流し。

名乗れない休日前夜。

忘れてたわけじゃないんだけど、映画観たんですよ。あれ、あの話題のアニメのやつ。数万人が観てるらしいやつ。泣けると話題のやつ。監督は10年前からアニメ制作してんのに、新星現る!とか言われちゃってるやつ。若手女優と、20代なのに俳優と声優キャリアがヤバイ人が声やってるやつ。

以下、雑多な感想。意味ないかもしれないけど、ネタバレはするので。

 本当は、あんまり予備知識入れずに観たかったんだけど、公開から結構経っちゃってるんで、そういうわけにも行かず。とりあえず、ただの入れ替わり系ラブコメじゃないんだなって構えてしまいました。全体通して、先を推理するような見方しちゃったのが、良くなかったような気もしないでもない。

なんだろう、泣けはしなかったよね。面白かったけど、泣きはしない。ああー、いいわーってむず痒い気持ちにはなったけど、悲しくなくない?なんだろうなぁ。自分は、何なら泣いたのかな。もっと辛い描写があれば泣いてたのかな。

ストーリーは面白かった。どっかで、あ、ずれてるんだなってのは、なんか気づいて、もしかしたら、テーマ曲通り、どっちかの前世の話なの?とか思ったり。違ったけど。

映像美がすごいし、主役二人の演技も良かった。二人が同じ場所にいるのに見えない場面とか、すごく綺麗で切なくて、そこかしこからすすり泣く声が聞こえたよね。私は、なんだろう、キュンキュンするわー、青春だわーってニヤニヤしてた。なんだろう、会えることわかっちゃってるからかな。安心して見れるものには、あんまり泣けない。

一番良かったなって思ったのは、やっぱり音楽で。オープニングテーマが流れた時から、ずっとラッドの歌声が流れる度に鳥肌が立ってた。音楽の入りと映像がマッチしてるのにもゾクゾクして、なんか、もうこれは、壮大なラッドのミュージックビデオとしての映像なんじゃないかと思うような嵌り具合でしたね。それぐらい良かった。

入れ替わり系の話なのに、あんまりそこが重要じゃないように感じたのは、それぞれの入れ替わりエピソードが一巡ぐらいであとは、モノローグと映像でバーっと流しちゃってたからかな。どちらかというと、ねじれの話と、隕石の方を話の中心にしたかったのか。あ、隕石が落ちる話なんだろうなっていうのは、ヒロインの町をみて、すぐに気づいたよね。あれ、クレーター湖っていうの?隕石落ちた後に出来た湖だなって思ったし。御神体がある場所もそうかな。だから、そこまで急に隕石の話?って感じでもなくて、やっぱりねって思った。そんな風に、推理目線で、斜に構えて観てたから、余計に感情移入できなかったのかもな。

あと、どうしても、主人公二人が、いつ、お互いを好きになったのか、わかんなかった。ソッチのほうが、よっぽど唐突だと思った。いつ、好きになるタイミングありましたっけ?会ってないよね?入れ替わった上で、お互いに会ってるなら、好きになってても疑問には思わなかったと思うんだけどね。だって、入れ替わってわかるのって、周りの人からの評価でしょう?こういうとこあるんだ、こういう人なんだって具体的エピソードを聞いて、日記に残ってる文章で人となりを想像してるだけでしょう?顔は鏡見れば見えるだろうけど・・・。泣いてた皆さんは、スムーズにその辺受け入れられたんだろうね・・・。私がひねくれすぎてるのかな。みんな、素直だね。原作読んだらもう少し、その辺埋まるんだろうか。なんか、音楽に合わせすぎて、必要なとこまで編集したんじゃないかと邪推する。それぐらい、音楽重視な映画だった思う。

ラッドも監督も、結構前から活躍してるような気がしてたんだけど、意外と認知度低くて、認知度低い人がブレイクすると、急に出てきたみたいな言われ方するんだなってお思って、でも、それ、前々から知ってたのに、シンゴジで、某俳優沼にどっぷりハマった私に言われたくないか。失礼しました。俳優とアイドルは青田買いに限るなー。そこそこブレイクしてからハマると、出演作多すぎて追いきれないし、若くないからSNSとかやってくれないし、ファンと密に接するよりも役者として極める方を重視されちゃうから、ファンイベとかやってくれる気がしないし、いい歳だから、普通に熱愛報道出るし、すぐに結婚してもおかしくないし・・・すいません、なんか違うものが漏れてしまう・・・。

中高生に受けてるのはわかるし、ラストの運命的に再会するのも、とても良いです。どんだけ動体視力いいんだよってツッコミは無しで。ああいうの、キュンとする。会いたいなと思ってる時に会えるとか、この場所通ったら会えるかもしれないなとか思いながら歩いたりするの、楽しいよね。ドキドキして、切ないよね。自分は、ふつうにピンポンきちゃった、とひたすら待ち伏せを繰り返してきた、ストーカー系なので、あんまり運命的な出会いっていうか、偶然会っちゃうみたいなのは、無いんですけど、先日、近隣に住んでる先輩に、フラフラ歩いてるところを目撃されたらしく、買い物の中身チェックされてたことには引いたし、ノイズキャンセルのイヤホンでお笑い芸人のラジオ聞いてたから、変にニヤけてなかったのか、とても心配。そういう偶然はいらないんだ。

片思いのキュンって、切なくて痛いなってのは、最近似たような想いをしたので、なんとなくわかります。あと一歩勇気出してたら、どうなってたのかなって思うとドキドキするけど、出さなくていい勇気だったと今は思うから、トキメキを感じられただけで満足しとこうと思います。緊張で声も出ないとか、シミュレーションばっかり上手くなっちゃうとか、妄想が行き過ぎて実在の人物おかずにするのは背徳感と虚しさ半端ないので、一つ次元を落として妄想したいと思います。

あ、神 木キュンのオネエ言葉はとても良かったので、それだけでも見る価値あったなと思ってます。