私の事しか語れない。

日々の彼是。脳内垂れ流し。

私はあなた(GPS)を信じてた。

つい、この間に正月を迎えたと思ったら、あっという間に節分ですね。そりゃ、冷蔵庫に入れたまんまだった正月料理用に買った野菜が萎びてるはずだわ。そういえば、本厄だし、節分過ぎたら、早めにお祓い行かないとなぁ、と思ってた矢先に、厄年っぽいことが起こりまして。厄っていうか、自業自得なんですけど、悪いのは私だけなんですけど、それでも、さっそくやっちまったなーって感じでした。

先週末のことです。会社の若手飲み会というものを開きまして。同世代12人ぐらいで集まって飲んだんですけど、そこでまんまと飲み過ぎまして。ええ、この辺はまったくの自業自得です。調子こきまくりました。同席してた旦那の目線が痛かった。でも、あ、やべぇと思った頃には、記憶無くしてました。断片的にはあるんです。旦那にこづかれたとか、タクシーで頭ぶつけたとか。でも、気づいた時には家の布団の中。

翌日、仕事だった旦那に起こされて、準備を手伝ってる時は頭痛と気持ち悪さでいっぱいでした。そして、旦那を見送った時に、言われたのです。「携帯、取りに行きなよ。」

そういえば、帰ってる途中で、携帯やその他諸々を入れた手提げを持っていないことに気づいてました。多分、無いとか忘れたとか言ったと思う。でも、2軒目に忘れて来たんだろうし、お店の場所は覚えてるから、連絡入れて、取りに行けば大丈夫だと、その時は思っていました。

旦那を見送って、二度寝をキメましたが、用事があったので午前中には起きました。その時には頭痛は取れていたけど、気持ち悪さは治まらない。気持ち悪いまま用事を済ませ、帰宅してからPCでお店の場所と電話番号と開店時間を調べて、グダグダしていました。

何度かリバースしたものの、とりあえず出かけられるぐらいにはなったので、お店の開店時間に合わせて駅に行き、そこの公衆電話から電話をかけてみました。

しかし、ここで衝撃の展開。電話に対応してくれた人に、手提げの特徴などを伝えるも、お店には無いと言う。マジかよ。ここで初めて、やっちまったーと思い、昨日の自分をぶん殴りたくなりました。飲み過ぎて記憶とともに携帯無くすとか一番ダメなパターンじゃん!

とりあえず直接お店に行き、心当たりを探すことにして、電車に乗りました。片道20分ぐらいの駅が遠くて仕方ない。ああ、こんなことなら、もっと早く動き出しておけばよかった。前日に飲んだ駅に到着したので、まずは仕事に行っている旦那に現状報告。が、電話に出ない。移動中だったのかもしれない。気ばかりが焦る。まずは駅の落し物センター的なところに行こうと思ったけれど、でかいターミナル駅だったので、まんまと改札を間違えてしまいました。そこからだとお店のほうが近いので、先に直接お店に行くことにしました。しかし、やはりお店には無いという。人通りの多い場所だし、ランチバッグぐらいの手提げなので、そこそこ大きい。どこかに落ちたままにはされてないだろう。とにかく、携帯を止めるなりしないと。あれ?携帯ショップってどこだ?あ、交番で届け出しつつ場所を聞こう。

ターミナル駅の交番で落し物の届け出をするのは実は2回目。4年ぐらい前にも似たようなことをして、手提げを無くしてました。まさか、同じシチュエーションで同じことやらかすなんて・・・。

ここで、もう一度、旦那に電話。今度は繋がりました。あ、旦那の携帯は書類などを代筆することが多かったので、空で覚えてます。あと、もしもの時のために、家族と会社の電話番号はメモに書いて財布に入れてます。

旦那にお店に無かったことを伝えると旦那も戸惑ってました。とりあえず、携帯ショップに行くことと、ターミナル駅を離れる時にまた連絡することを伝えて電話を切りました。

交番でも携帯は止めた方がいいというので、一番近い携帯ショップへ急ぎました。受付の方に、紛失したことを伝えると、カウンターでは何も出来ないけれど、コールセンターに連絡して、位置情報を確認することが出来るかもしれないと言うではありませんか。素晴らしきデジタル時代。そういえば、普段は切ってるGPSを昨日は入れていたはず、電池が切れていなければ、多分、位置情報を確認できる!

さっそく、お店の電話をお借りして、コールセンターに繋いでもらいました。が、忙しい時間だったからか、オペレーターに繋がるまで7分ぐらい待ちました。やっとオペレーターさんに繋がって、紛失したことと、位置情報を知りたいことを伝えると、携帯の情報や契約状況、暗証番号などを確認されました。本当に、私が私の携帯を探してるということが分からないと、教えてもらえないようです。そりゃそうだ。何度か保留をされながらも、位置情報を教えてもらえました。が、なんかよくわからない場所にあるという。地図上では、道の真ん中。しかも、橋の上に出てるらしい・・・。なんでそんなところに?と疑問を感じつつ、とにかく探さなくちゃと、電話を切り、ショップの方にお礼を言って走り出しました。

そこは、飲んだお店のあった場所とちょうど対角に位置するような場所。改札としても、ほぼ裏側。私が道端に手提げを落として、そのまま誰かに拾われて、携帯だけロック掛かってて使えないから、ポイッと捨てられたのかな?などと考えながら、その場所を目指しました。言われた場所に行くと、思った以上に何もない道路。近くの植え込みなども覗きましたが、手提げも携帯も見当たりません。多少の誤差はあります、とも言われていたので、周辺道路も見ましたが、見つかりません。辺りはすっかり暗くなっているし、手が届かないような場所に捨てられてるのだろうな、と思いながら、また旦那に連絡しました。

携帯の位置情報がわかったことと、その場所に行っても見つからなかったことを伝えると、ターミナル駅に来るという。携帯が無いので、待ち合わせの場所を決めて、旦那と合流することになりました。

嫁の携帯紛失事件に巻き込まれた旦那は当然のように不機嫌に登場。そこで、私が駅でも座り込んだり、ひっくり返ったりしたことを教えられ、死にたくなりました。メガsntぐらいかな。旦那は携帯が移動してないか確認するため、もう一度、位置情報を聞くように言いました。言われた通り、もう一度、オペレーターに確認してもらうと、さっきと同じ場所にあるという。やっぱりどこか、奥まったところに落ちてるのか?旦那と電話を代わり、より詳しい位置情報を聞いた旦那と地図を見ながら、もう一度、GPSの示す場所へ行きました。が、やっぱり無い。GPSは橋の真下。つまり、川の中を指してるという。そういえば、私の携帯は防水タイプ。でも、半日以上水に浸かっていても、動くものだろうか・・・?橋の欄干から下を除いても何も見えない。見えるのは、足場ばかり・・・。そう、その橋は補強工事中で足場が組まれていたのです。しかし、橋全体を足場が渡っているかどうかはわからないし、勝手に入れる場所でもない。結局、2時間近く、位置情報の出てる場所をウロウロしましたが、埒が明かないので、その場を離れることに。

あと、出来ることは、翌日に工事を請け負っている会社に連絡して、本当に足場に落ちてたら、交番に届けてほしいと伝えること、携帯以外のものが交番が駅の落し物で届くか待つことぐらいです。怒られながら夕飯を食べ、帰りに駅の落し物受付に寄りました。

携帯が無いことがわかっていても、他のものが一つでも見つかればいいと思いながら、預かり所のドアを開けました。

昨日、手提げを落としたこと、落としたものの特徴を伝えると、係の方が奥へと探しに入り、何が入っていたのか、何度も聞かれました。そして、「携帯も入ってますか?」と、言われ、え?と思っていると、「これかなぁ?」と、ビニール袋に入った手提げを持ってこられました。「それです!」ありました。駅にありました。

しかも、携帯も入ってました。中の物は何も無くなっていませんでした。どうやら、最後にトイレに入った時に置いてきたものをどなたかが、拾って届けてくれていたらしい。恐ろしいのは、私、駅のトイレに行った記憶がまるで無いんです・・・。

ともあれ、無事に見つかって、本当に良かった。今月は禁酒しよう!と思いながらも、一つの疑問。GPSの位置情報はなんだったの・・・?

旦那曰く、地下からの情報はとてもズレやすいのだとか。でも、ちょっとズレてるっていう感じの距離じゃないんですけどねぇ・・・。

まぁ、見つかったんだから何でもいっか!二度とこんな思いはしたくありません。深酒止めたいと思って止められたと思っていたけど、調子に乗るとダメだった。どんな時でもチェイサーは頼むことにしよう。記憶を無くすの本当に怖い。

惜しむらくは、最初に駅についた時に、改札を間違えずに落し物預かり所についていれば、早々に一件落着していたってこと。

GPSの位置情報が正確だったら、せめて、駅の構内に出ていれば前日飲み会にもかかわらずに朝6時から出勤していった旦那を無駄に歩きまわらせることがなかったのに・・・。

いや、深酒して落し物する私しか悪くないんですけどね!さすが厄年!厄が降りかかってるっていうか、厄を振り撒いているね!

ごめんなさい、反省してます。本当に深酒は止めたい。落し物はしたくない。

来週辺り、お祓い行ってきまーす。