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私の事しか語れない。

日々の彼是。脳内垂れ流し。

逃避する材料【イニシエーション・ラブネタバレあり】

旦那の勤務状況は相変わらずで、土日も仕事。今週も土曜は仕事でしょうから、13連勤を約束されたようなものです。本当に、倒れないか心配。私は家族として心配してますけど、上司の方にも、もう少し部下に心を砕いてくれてもいいんじゃないかなと思えてきます。

 

旦那が、ひたすら仕事をしていた週末、私はひたすら現実逃避してました。

土曜日は、友達が出演した舞台を連チャンで観劇したり、日曜は借りてきた本を読んだり、魔法のアイテムで深夜ラジオを聞いたり。いい感じに、現実から離れることができていたと思います。

近頃は、演劇の舞台を観ることはほとんど無いんですけど、友達が客演したユニットさんは、すごく好みの舞台なので、友達が出ない時も観に行ったことがあるほどです。

EntertainmentUnit Libertaさんは、歌ありダンスありのお芝居で、まさにエンターテイメント。舞台を観に行ったのは、今回で4回目ですが、毎回違う雰囲気で、毎回楽しませてもらってます。今回は、マチネを観に行ったのに、席選びに失敗して、よく見えない部分があったので、もう一度ちゃんと見たいと思い、そのままソワレも見ました。本当は、旦那と行く予定でチケットを2枚買っていたので、それを使いたかったというのもあります。ソワレは、とても良い席で観ることができたので、2回見て良かったです。

今回のお芝居、『Drama Queen』は、童話と7つの大罪をモチーフにした人間模様のお話だったのですが、色々伏線が引いてあったり、ゾクッとするような演出があったり、童話が含んでいる毒気を感じさせながらも、7つの大罪とは、そのものが罪なのか、と考えさせるような、不思議な物語でした。見終わった後の、腑に落ちない感じは、そのまま、童話の無理矢理にめでたしめでたしで終わらせる感じに繋がっているのかな、とか、イントロダクションの、『ハッピーエンドの物語は好きかい?』という問いかけは、観客にも向けられたセリフだったのかな、とか色んな解釈ができるので、出演してた友達に会う機会があったら、ちょっと答え合わせしたいと思いました。

童話モチーフなので、演者の衣装もゴスロリチックでファンタジー系で、すごくカワイかったです。しかも、一部は役者さんの手作りだとか。裁縫できる人って、本当に尊敬するわ。あと、劇中の場面転換は、普通なら、照明を落とすか、黒子のような人が出てくるのですが、ゴスロリチックな衣装のダンサーさんが踊りながら、舞台装置を運んでるのが、すごく凝った演出だな、と思いました。また、ストーリー上、重くなりそうな場面でも、怖い雰囲気を壊すような軽い演出を入れて、疲れさせないようにしてくれていたし、2回めは特に2時間があっという間でした。

舞台ではあるけれど、演出がわりと映像っぽいようなところもあって、特にオープニングの場面がドラマとか映画とかのオープニングムービーっぽくて、すごく好みでした。テーマ音楽もすごくカッコ良かったし。すごく耳に残る。

何より、悪役を演じてた役者さんの男装姿がすごくカッコ良くて、正直萌えました。ビジュアルも黒執事坊っちゃんみたいだったし、すごく含みのあるセリフ回しとか、ゾクッとするような悪い笑顔とか、すごく良かったです。

その役者さんは、これまで見た舞台では、堅物の役だったり、明るい役だったり、気が強い役だったり、毎回違う顔を見せてくれていたので、自分は、そういう変幻自在な女性が好みなんだなって確信しました。曲によって見た目も歌声も替えちゃう椎名林檎さんとか、カメラマンによって、かわいい系からセクシー系から面白系までなんでも演じちゃうナマダさんとかも、同じような理由で好きなんだな。

今回の舞台は出演者さんが全員女性だったのですが、その不自然さが逆に物語に含みを持たせていて、良かったです。女性が男役をしてることすら、ネタというか意味を含ませてるところもあって、本当に良く出来た脚本だなと。なんていうか、参りましたって感じです。

女性の方が演じるというか、ウソを吐くのが上手いのかな。と思ったのは、女性ばかりの舞台を見たのと、これを読んだからかな。

イニシエーション・ラブ (文春文庫)

イニシエーション・ラブ (文春文庫)

 

 今、まさに映画化されて話題になってるので、堂々とネタバレ書くのもアレなんで、初めて折りたいと思います。

 私は、完全に騙されてました。読んでいる間の予想と全然違いました。びっくりした。意味がわかった時に、思わず声が出ました。

SideAの話とSideBの話が完全に時系列で縦に繋がっていると思っていたのに、同時進行だったとは・・・。

しかも、読み終わった時点では、SideAとSideBの時系列が逆でしたってオチだと思ってて、解説を読んでやっと同時進行だって理解できたし。

でも、オチがわかって、逆に読み返す気が失せました。ヒロインが二股してるって読んでて楽しいものじゃないと思うし。堕胎ネタが軽く扱われてる感じも、あんまり好きになれない。イニシエーション・ラブ通過儀礼の恋)っていうには、なんか重いし、青春ぽさが感じられない。

ヒロインの狡猾さが可愛げないなっていうか、女は怖いって思わせたいのかって感じで、なんか自分に刺さるっていうか。自分も、結構平気でウソつくし、ウソを貫き通してきたよなって思って痛い。ごめんなさい、内容云々じゃなくて、自分の耳に痛いだけでした。自分に思い当たるところがあって、痛かったです。自分の過去の愚行が思い返されて辛かっただけです。

騙されたって気づいた時は、気持ち良かったし、すごく良く出来た小説だと思います。ミステリでは無いと思うけど。

 

しかし、我ながらすごく自意識に辛い題名だな。わざわざ明記しなくても、お前のブログなんて誰も読まねーよ。って、自分で言いたくなる。ああ、やっぱり私は、こじらせてるわ。って、書かずにいられないなんて、我ながらめんどくせー。