私の事しか語れない。

日々の彼是。脳内垂れ流し。

なにもかもそれで賄う。

身内とはいえ、久々にガッツリ誰かと過ごして、家に人がいる煩わしさと、誰かとお出かけする楽しさを思い出したような気がします。

 

ああ、デートがしたい。水族館行きたい。夜の江ノ島水族館でプロジェクションマッピング見たい。薄暗い館内でお手て繋いで歩きたい。クラゲとかイワシとか見たい。見たいったら、見たい。コツメカワウソも見たいけど、江ノ島水族館にはいない。

とは言え、そんなデートをしてくれる相手なんて脳内にしかいないわけで。

たとえ、旦那が帰ってきても、快くデートに付き合ってくれるかも怪しいわけで。ついつい、『出張ホスト』とか『レンタル彼氏』で検索かけて、HP開いて、料金案内見て、そっとタブを閉じるわけですが、今後も利用しないでいられる自信はない。

本当に理想通りのデートをしてくれるなら、諭吉の1人や2人、惜しくないような気もします。こちとら、金払ってますから。時間とサービスの提供を受ける権利を得てますから。存分に夢を見させてくれるんでしょう?そうなんでしょう?こっちがどんなに地味ブスでも、お姫様扱いしてくれちゃうんでしょう?

そういうデートがしたいんだもん。甘えて、ワガママ言っても、笑って許してくれるようなデートがしたいんだもん。

 

まぁ、実際、どの程度まで演じてくれるのか、よくわかんないですけどね。

会った途端に、ハズレ引いたわーみたいな顔されて、デートの間中、ずっと仏頂面されることもあるかもしれないし。なんなら、時間ごまかされて、2時間のところ1時間半ぐらいで帰られちゃうかもしれないし。

金払って、そんなんだったら、最悪だけど、知らない相手と会うって、やっぱりリスキーなことですしね。

かといって、顔見知りの男の子が私とデートしてくれるかっていったら、その可能性はゼロに等しい。

っていうか、引くよね、仕事中もろくに会話しない先輩、しかも人妻に、いきなりデートに誘われたら。OKするのも、断るのも怖いよね。

言われた時点で、百害あって一利なしだよね。っていうことは、私がそれを口に出しても、相手にマイナスしか与えないってことで、それは、お誘いじゃなくて、ただの攻撃だよね。こっちが、どんなにありったけの勇気と、なけなしの女子力を振り絞って、可愛く誘っても、それが攻撃になるんだったら、私からできることなんて、なにもないよね。

っていうことは、やっぱり金で解決するぐらいしか望めなくて、振り出しに戻る、と。

 

遊びに行くのは、友達を誘えばいい話なんですけどね。デートしたいんですよ。

なんか前も言った気がするけど、イチャイチャしたいんですよ。

手を繋いだり、ハグしたり、頭撫でられたりしたい。

ああ、好きだなとか、心地いいな、とか思って、安心したい。

そうだ、安心したい。不安なんだ、一人でいると。

寂しいより、不安。気楽だけど、落ち着かない。

だから、誰かに触りたいんだ。できれば、守ってくれるような人に。

だから、異性で、知ってる人なんだ。もちろん、誰でもいいわけじゃなくて。

人肌恋しいって、こういう感じなんだな。

FREE HUGの看板持って、駅前に佇もうかしら。

ハロウィンも近いし、オラフの格好して、ディズニーでも行こうかしら。

「ぎゅーって抱きしめて!」って、言ってみようかしら。

でも、やっぱり、抱き合うなら、好きな人がいい。

妄想じゃ、体温まで感じられないからな。酔った時にでも、勢いで抱きついてみようかしら。っていうか、それもうやったわ。

じゃぁ、妄想でどうにかできそうだな。

なんかもう、すべてを妄想でどうにかしようとしすぎてて、旦那が帰ってくるまでに、私のアナザーワールドが精密になり過ぎそうで怖いわ。

 

 子供なら何を着ても許されるわ。