私の事しか語れない。

日々の彼是。脳内垂れ流し。

思いがけない挑戦を強いられた日。

地方都市に暮らし始めて、まだ半月だけれど、なんとなく慣れてきている気がする。

初めての一人暮らしの夜には不安と寂しさで涙が出たのに。

初めて東京で暮らした時には、どこで買い物をすればいいのか分からず、蒲田から池袋まで行ったのに。

電車通勤の方が楽だと思っていて、初めての車通勤にあんなに緊張していたのに。

初めて、今の土地に訪れた時に感じたデジャブは結局、自分がどこで生まれ育ったのか、自分のルーツがどこにあるのか、如実に教えてくれていたのだと思う。

残念ながら、私、地方の方が住みやすい。

自分の実家を離れたくて、我儘言って、10代で家を出させてもらったのに、行き着く先は、自分の実家のある土地と同じか、それ以上に田舎の地方だったというわけだ。

結局、私は根っからの田舎者の地方出身者というわけだ。

もちろん不満が無いわけではなく、それなりに不便もあるけれど、多分、すぐに気にならなくなる程度のことばかりだと思う。

が、私、ここで生きて行ける!と思っていた矢先に、結構、散々な目にあって、やっぱり地方は怖いなと思いました。

家から会社までは、ほぼ一本道。道幅は広いし、右折専用レーンもあるし、右折信号もあるし、周りに気を付ければ、ペーパーの私でも、すぐに一人で走れるようになるぐらい、走りやすい道です。

だからこそ、油断していたのです。

いつもと同じぐらいに会社を出て、いつもと同じ道を走っていたのに、妙に空いていたので、なんだか、すいすい進むな~などと思いながら、アクセルを踏んでいたのが、間違いの始まりでした。

自分の家へと続く最後の交差点に着いたことに気づかず、右折レーンへと車線変更するのを忘れてしまいました。

右折車線と直進車線の間は黄色ラインになっており、今から車線変更することは出来ない。

そこで、夫からの「道を間違えた時は、焦らずに進んで、引き返せばいいんだよ。」という助言を思い出し、それに従って、とりあえず、交差点を直進しました。

視線の先には次の交差点と思わしき信号があります。ここで、Uターンして、戻って来よう。そう考えて、右折専用レーンに並びました。が、それも間違いだったのです。

ノロノロと進む信号にイライラしつつ、Uターンをするのは、これで2度目になるので、ドキドキしながら車を進めると、信号の直前で、あることに気づきます。

ここ、Uターン禁止じゃね!?

はっきりと、地面の折り返す矢印に斜線が引かれています。戻れないのは困るけど、交通法違反するのも怖い。

仕方がないので、曲がった先で、また戻る道を探そうと、右側を見ると、そこには、高速の入り口がありました。というより、むしろ、それしかありません。そう、ここまで来たら、もう、高速に乗るしかないのです。

うそでしょ!高速なんて、一人で乗ったことないよ!

もう、Uターンどころの話じゃない。別次元の試練が目の前に現れました。もちろん、高速入り口付近に戻れる道なんてあるわけがありません。

ドキドキしながら、発券機に並び、なんとか券を受け取り、初めての高速ドライブスタートです。

そのインターからは、都市部と郊外、それぞれに向かう高速に乗れるのですが、都市部に向かうのは車が多そうで怖いので、郊外へ向かう道を選びました。

これは、我ながらナイスな判断でした。

郊外にありがちな、山の中を進む高速は、車が少ないし、明かりも少ない。

ほんの一か月までは、高速道路から横浜の夜景を眺めていたのに。

いや、正直そんなことを考える余裕なんてありませんでした。とにかく、次の出口まで、頑張ろうと自分を励ましながら、アクセルを踏み続けました。知らない道でスピード出すのは怖ったけど、高速を低速で走るわけにはいきません。

なかなか出口を示す看板が現れなくて、不安になったころに、やっと出口にたどりつきました。次の関門は、料金所。ETCなんて付けてないので、手渡しで払わなくてはいけないけれど、スムーズに出来るだろうか。そもそも、手が届く場所で止まれるだろうか。っていうか、お金あったっけ?前の車が支払いをしてる間に、ぐるぐると考え、なんとか財布を取り出し、入っていたお札と小銭を握りしめた状態で、順番が来ました。

なんとか、支払いができましたが、料金所のおじさんが妙にびっくりした顔をしていたのが、気になりました。そんなに酷い顔をしていただろうか。

今思えば、数百円の高速代なのに、万札を握り締めていたことに、ぎょっとされたのかもしれません。

たどり着いた出口は、一度か二度、夫の運転で来たことのある場所でした。

かろうじて、出口の先の分かれ道で、自宅方面であろう道を選べたことも、不幸中の幸いでした。

しかし、その先の道はわかりません。なんとなく、こっちだったような、と思っていた道を前にいた車が進んでいくので、つられて、進みました。街灯のない田んぼ道でしたが、前の車に着いていくことが出来たのも、ラッキーでした。どうにか田んぼ道を抜け、大きな道に着いたので、どこかのコンビニにでも止まって、ナビを入れようと思いながら車を進めますが、なかなかコンビニがありません。そうこうしているうちに、なんとなく見覚えのある景色になってきました。

そこは、2度ほど飲み会に行く夫を送りにきた駅のある通りでした。

そこまで来れば、帰り道はわかります。結局、駐車することなく、ナビを入れることなく、帰路につくことができました。

帰り道は、ほとんど、会社からの帰り道と一緒なので、本日2回目の帰り道です。さっきも、通ったわ、と思いつつ、今度こそ、自宅へと向かう交差点で右折をし、ようやく家に着くことが出来たのでした。

一つ右折しそびれたぐらいで高速に乗らせる地方怖すぎる!

でも、そんな私でも合流などに困ることなく、高速に乗れたのは、地方だからこそだったかもしれません。

とにかく無事に帰れた幸運に感謝しつつ、いい加減、道を覚えようと思った、推しの誕生日の夜でした。

これまでのおはなし。

何から話せばいいのか、わからないけれど、先月の半ばから、地方暮らしが始まった。

日本海側の地方都市に生まれ、10代の終わり頃まで過ごし、実家を離れて関東へと行き、30代の半ばまで過ごした。そして、今度は太平洋側の地方都市へ。

日本を横断し、徐々に南下している私の行きつく先は、どこになるのだろうか。

順当に考えて、ここが終の棲家になりそうではある。

できれば、もう少し都市部に行きたいと思っているが、先のことはわからない。

何しろ、関東で終わると思っていた私の生活の拠点が、思いがけず今の地方に移されることになったのだから。

先のことの前に、これまでのこと。

これの前の話では、引継ぎが始まる前夜であった。

不安を抱えながらも、期待もあった気がする。

正直、あまり思い出せない。なにせ2か月以上も前のことだ。

引継ぎ自体は、それなりに難航した。こちとら、誰かに仕事を託すなんて、初めての試み。それでも、社会人経験のある、派遣の方だから、それなりに事務は出来るだろうと思っていた。

が、しかし、予想に反して諸々期待の斜め下を行く相手であった。

よくよく聞くと、長く家業をしていて、久々の社会復帰だという。それは、申し訳ないことをした。けれど、私がその事実を知るのは、引継ぎ期間の終了前夜であった。

面談の難しさを思い知る。楽観と思い込みと先入観ばかりの面談であったことを、今は少し悔いる。

そして、教える難しさを学んだ。2か月の引継ぎ期間で、半分ぐらい資料作りに費やしていたが、あまり活用されてないのが泣ける。

それでも、希望と向上心を持って引継ぎを受けてくれたことには感謝している。

ルーティンワークである事務作業はとにかく回数をこなすしかなく、何を伝えるにしても、「慣れですから。」としか言えないのは、もどかしくもあった。

引継ぎをし始めてほどなくして、事務所の後輩女子が女子会を開いてくれた。

同年代ばかりの事務員女子との飲み会は最高に楽しかった。

引継ぎが始まる前には、先輩が飲みに連れて行ってくれたり、事務所の同年代の人たちが飲み会を開いてくれたり、送別特需とも言える状態だった。

事務所の送別会も開いてもらい、皆さんに別れを惜しんで頂けたのは、少し嬉しかった。飲みすぎていたこともあり、挨拶の時には、泣いてしまった。

引越し期間として、丸一週間お休みを頂けたので、最後の出勤日の後からは怒涛だった。

とはいえ、夫が機転を利かせて、引っ越しの荷造りも荷解きもしてもらうプランをお願いしていたので、大変だったのは、物の選別とごみ捨てだった。

また、引っ越し屋の都合で、日程が週の半ばだったので、色々諦めて1日遊ぶ日にして、平日のディズニーシーに行ってきた。

本当は、暗くなる前に帰りたかったけれど、諸々欲張ったせいで、結局夜まで遊び倒した。今後は気軽に遊びに行ける距離ではなくなるので、最後に遊べたのは本当にうれしかったし、クリスマスショーが始まったばかりだったので、観られて良かった。すごく好みのレビューショーだったので、来年も観たい。

夏にオープンしたばかりの新アトラクションにもどうしても乗りたくて、3時間近く並んだ。途中、翌日の引っ越しの話し合いをしていて、夫に罵られて、腕をつ練り上げられて、激しく喧嘩してしまい、まぁまぁ泣いた。後ろに並んでいた人には楽しい気分に水を差して申し訳なかったし、いい年して人前で喧嘩してしまったのは、とても恥ずかしかった。とはいえ、長い待ち時間だったので、仲直りもその間に出来た。気が短いけれど、あまり引きずらない人なので、助かる。私の方が全然許してない。全然根に持ってる。

新しいアトラクションはとても楽しかったけれど、私には少し怖かった。最新技術が素晴らしかったので、3時間並んだ甲斐はあった。もちろんファストパスが取れたら最高だったけれど、着いた時には終わっていたので仕方ない。

ディズニーのアプリが最高に使えるので、待ち時間を精査しながら、乗るアトラクションを決めたりできるのはとてもありがたい。

ただ、お土産屋さんに何が売っているのか調べる機能に気が付いたのは、帰りの電車の中だったのが、悔やまれる。欲しいものがあったけれど、売っている場所がわからず、時間もなかったので断念したのだ。しかし、アプリではパークに行った当日に限り、パーク内で販売しているものを通販で買うことができたので、それを利用した。

結果的に欲しいものを買えたので、とても良い機能だけれど、送料が高かったので、パーク内にいるうちに売っている場所を探せたらベストだった。

引っ越し当日は、荷造りをお願いしているとは言え、指示と掃除はしなくてはならず、朝からバタバタだった。次々と積みあがっていく段ボールに自分たちの物欲と愚かさを見せつけられるようであった。朝から二人がかりでどんどんと荷造りをしてくれて、結局昼過ぎまで荷造りに時間がかかった。終わる頃にトラックと荷積みのスタッフが来てくれて、次々に荷物をトラックに積み込んでくれた。あまり大きい家具は持ってないので、余裕かと思っていたが、物が多くて、トラックの荷台に余すことなく、荷物が積み込まれた。

夕方には積み込みが終わったので、最後のごみ捨てをしてから、引っ越し先へ移動。

4時間近くぶっ通しで夫が運転してくれて、夫の実家に着いたのは夜中だった。

ただ寝るだけのための家があるのは有難い。

翌朝は、新居へ移動し、荷物を迎え入れる準備をして、トラックの到着を待った。

荷物は昨日積んだトラックで来たが、作業員のスタッフさんは、県内に数台しかないという、ミニオンのラッピングがされたトラックで登場して、ちょっとテンションがあがった。

荷物の搬入も怒涛のように行われ、どんどんと部屋がダンボールまみれになって行くことにまた少し絶望した。設置場所は決めてはいたが、使い勝手が悪そうで移動してもらったりもした。

午後には荷解きの人が来てくれて、どんどん荷物は開けられるが、仕舞い方をあまり考えてなかったので、混乱した。それでも、書斎以外はその日のうちに片づけられたので、とても助かった。開梱しながら、さらに選別したので、またゴミが出てしまった。

しかし、調べると新居のある自治体では、自分でごみ焼却施設に持ち込みが可能で、その種類を問わないというので、車いっぱいにごみを積んで焼却施設に持ち込んだ。

そのまま役所に行き、転入届けを出したり、警察署に行って免許の裏書きをしてもらったりした。

移動中にスタバを発見して、とてもテンションが上がった。この土地で生きていけそうだと思った。しょっちゅう行くわけではないけれど、存在してくれてるのは心強い。

翌朝は、自分の車で会社までの通勤路を往復した。それから練習も含めて毎日のように家と会社を往復している。

運転する前はとても不安で、夫にも周りの人にも通勤の不安を吐露していたが、1週間ぐらいで、まぁまぁ慣れた。不注意で危ない場面には何度かあったが、どれも大事には至らず、まだ車に傷も付いてない。

運転しないと生きていけない土地は、運転しやすい土地でもあるのだ。

週明けから出社だったので、週末には買い出しに出かけ、食材を買い込んだ。

近所のスーパーがあるので、買い物には困らない。

新築ではないけれど、築浅物件の新居は動線が良いので、料理も片付けもしやすい。

今までにないぐらい、洗い物が捗る。

また、風呂も今までにない機能が色々あるので、毎日湯船に浸かれる。光熱費が爆上がりしてそうで、怖いけれど、冬場に温かい湯船に浸かれる幸福を金を出して買いたい。

元々地方の人間なので、地方都市の暮らしに違和感は無い。むしろ、向いてる気がする。懸念していたバレエも、近場に大人バレエのレッスンをしている教室があったので、年明けには体験に行くつもりだ。

 まだまだ運転には不慣れなので、気軽に寄り道などは出来ないが、今のところ楽しく暮らせている。

 といったところで、これまでの話でしたー。

転がる先の岩よりも道中の石が気になる。

台風の影響で流れてしまった、後任候補の面談は、翌々日に行われた。

それも、面談の1時間ほど前に電話で急に言われて、正直面食らった。

しかも、時間差で二人来るらしい。

それぞれ30分ほどの面談で、何を話せばいいのか、何を聞けばいいのかよくわからないまま、終わってしまった。

どちらも、私より一回り以上年上の女性だった。

前回は、上司のNGが出たが、今回はそんなこともなく。相手の希望次第ということになった。二人共希望してくれたら、どうしようか、という話になると、上司から「決めていいよ。」と言われた。あっさり責任押し付けんじゃねーよ。っていうか、いなくなる人間に権限与えんな。「ずっと一緒に働くの、私じゃなくて、あなたですよ。」って言ったら、ふざけた顔でハッとしてたから、1ミリも責任持つ気ないんだなと思って一層イライラしました。

結局、一人の方が辞退され、一人が希望してくれたので、こちらが選ばずに済んだ。上司はホッとしてることだろう。

辞退された方は、経歴や資格からみて、私の仕事では物足りないだろうなと思っていたので、辞退は予想通りだった。

というわけで、来月から引き継ぎが始まります。人に何か教えるの超苦手。

しかも一回り以上年上って、やりづらいことこの上ない。でも、私より社会経験あるから、ゼロから教えなくてもいいだろうし、そこは楽かなと思ってる。

というか、ほぼ私物化しているこのPCの中身をどうにかしないと。

いらないデータ整理とか、数日で出来る気がしない。

ヒマな時にはネット見てますとか、言って良いのかわかんないな。

自分以外の人が、この仕事をどれぐらいのペースでやるのかとか、想像つかないし。

色々悩むところはあるけど、とりあえずこれで、自分の異動の方に目を向けられそうで良かった。

それはいいけど、来週から後任の人が来るっていうのに、うちの上司は事務所の人たちに私の異動の話とか、後任が来る話とか、はっきり発表してないの、本当に理解できない。

来週になって初めて紹介するのかな。そういうものなのかな。

噂話ベースで、私や上司の会話を聞いて、なんか新しい人来るらしいよっていうのを察してほしいのかな。嘘でしょ?え、会社って、そういうものなの?

大企業じゃないんだから、朝礼の時とかに、サラッと言ってくれてもいいのに。

なんなんだろう。

なんか、異動の話が出てから、初めて組織の一員として会社に接している気がする。

今まではもっと無責任で自由な立場だった。会社の意向に従うとか従わないとかいうことのもっと外側にいられた。

内側に入ってみて、こんなに不信感を持つと思わなかった。今の上司は、夫ともとても相性が悪いけれど、どうやら私も相性良くないらしい。一代前の上司だったら、違ったんだろうなと思うことが山程ある。社長に対しても、なにか思ったことは、今までまったくなかったのが不思議なぐらい、ああ、こういう人だったんだ、と思うことが出てきて、少し悲しい。何も知らないでいられた方が幸せだっただろう。

それもこれも、何も考えずに目の前の人に手を出して、元を取ろうと結婚まで迫った自分の自業自得。せめて、結婚後にきちんと人生設計して、家を持ち、子供を設けていられたら、全然違ったんだろうな。なんて、嘆いても仕方ない。

夫婦ともども、この会社に骨を埋めることになりそうなんだから、グダグダ言いながらも働くしかないし、本当に嫌になったら、転職も視野に入れよう。

異動した後のことも、まだ想像出来てないしなぁ。

不安しかない。けど、出来ることするしかない。

まずは、会社PCに入れてる推しの画像データ消しとかないと。

嵐の後のまつり。

台風15号が関東に近づいてきた夜、テレビのニューステロップには、気象庁の「夜には世界が一変する」という発表が流れていて、その言い回しが、なんか良いなと思ったので、ここ数年使っていなかった雨戸を閉めた。

夜になると風が鳴き始め、なかなか寝付けなかった。明け方には大雨だか洪水だか土砂崩れだかの警報が鳴り、目覚ましよりも早く起こされた。自宅アパート周辺は、区だか市だかが定めた土砂崩れの起こる可能性の高い地域だ。警報の内容をよく確認すると、自宅辺りは避難区域には入っていなかった。

最初の目覚ましが鳴ると、夫からLINEが入ってきた。すでに台風が通過した地域に出張に行っている夫から、電車が止まっているから、今日は休みだな、などと言われた。

電車が止まることは前日の夜から知らされていたので、遅刻することは確定していた。

車で出社する人もいるので、会社自体が休みになることはないとわかっていたので、とりあえず遅刻の連絡はいれなければいけない。

7時半に電話すると、やはり出社している人がいた。遅れることを伝えると、はいはいわかってますよ、といった感じでぞんざいに電話を切られた。前日の発表では8時には電車が動くことになっていた。とりあえず朝ドラを見て、運行情報を確認するが、まだ再開されていない。このまま家にいるか、駅に向かうか迷ったけれど、朝ごはんを駅前で食べたかったので、支度をして駅に向かった。駅が見えてくると、人がそこここで立ち尽くしている。立っている人の会話から、電車がまだ動いてないことを知った。

朝ごはんを食べようと思っていたカフェはまだ開いていなかった。開けるべき店員が電車動いていないせいで、来ていないのだろう。しかし、向かい側にあるもう一つのカフェは開店していた。ほぼ満席だったが、なんとか席を確保し、朝食を食べた。

座った席は入口の側で、駅の改札前も見える位置だった。ゆっくりと食事をし、コーヒを飲みながら人の動きをチラチラと確認した。運行情報では10時に再開予定となっている。なんだ、もっと家にいたら良かった。10時半頃にカフェを出て改札前に行ったが人は溜まったままだ。家を出たときにはまだ雨が振りそうだったので短いレインブーツを履いていたが、日が昇ってすっかり晴れてしまったし、暑くて蒸れるのが不快だった。まだすぐに電車には乗られなさそだったので、一旦家に戻り、靴を履き替えることにした。11時に家に着き、汗だくになってしまったので、汗を引かせようと扇風機の前に座ったら、すぐに動くのが億劫で、ニュースを見ながら30分ほど休憩し、もう一度家を出た。駅ではまだ人が溜まっているが、改札の中には入ることが出来た。もう12時近いのに、ホームには電車が来るのを待つ人でいっぱいだった。思ったよりも遅くなりそうなので、もう一度、会社に電話を入れた。まだ着けそうにないと言うと、上司の方から、無理しなくていいよ、と言われた。お言葉に甘えてすぐに休むことにして、ホームを後にした。無理しなくていいよと言ってすぐに、本当に電車は来てないのかと確認されたが、知ったことか。動いているようだが、すぐには来ないとか、来ても人が多くて乗れそうにないとか適当に言っておいた。同じ沿線に住む後輩は遅くなっても出社するだろうが、私はそこまで頑張る気力も理由もなかった。

普段よりも2時間遅れで開店していたスーパーで昼食を買って、再び帰宅した。

私だけ休むことにした申し訳無さは無いこともないが、あのまま数十分電車を待ち、ぎゅうぎゅうの車内を1時間近く耐え、乗り換えの電車は復旧の目処がたっていなかったから、さらにバスを待つか、30分近く歩いて出社するなんて、とてもする気がしなかった。早くても着くのは14時近くになるだろう。私の定時は17時半だ。3時間半で、どうしてもしなくてはいけない仕事なんて、思いつかない。

開き直って、いつもは食べないようなジャンクな昼食を食べて、ビールも飲んだ。どうだ、平日休みだ。贅沢だろう。前夜に寝付けなかったこともあり、少し昼寝をして、ほとんど無駄にすごしたけれど、一生懸命会社に行こうとする人たちが乗る電車のスペースを一人分空けたので赦してほしい。

夕方ぐらいから、ネットコミックで進撃の巨人が無料で読めるキャンペーンをやってたことを知り、15巻ぐらいから先を知らなかったので、久しぶりに読み始めたら面白くて止まらず、結局日付が変わるぐらいまで読み続けてしまった。また寝不足。

大事なのは段取りみたい。

あっという間に学生共の夏休みも終わり、9月になっちゃいましたね。

本当は、今月から後任の方に入ってもらい、引き継ぎをしていく予定だったのですが、未だ後任が決まっておらず、なんか詰んでる感半端ないです。

それはさておき、映画観てきました。推しが出てるやつです。

『引っ越し大名』です。

日舞台挨拶のチケットは当然のように落選したので、中継のある劇場に行って、画面越しに舞台挨拶も観ました。

気心の知れた共演者に挟まれて、いつになく楽しげな推しが可愛かったけど、やっぱり会場にいる観客の皆さんへの嫉妬が抑えられず、生で観られない悔しさが多少勝ってました。

映画本編に関してはネタバレ含むので、わけます。

続きを読む

決めるか決めないかそれが問題だった。

お盆なのに出勤するのが普通の生活になって10年ぐらい経ちますけど、毎年嫌です。

電車が空くのは嬉しいけど、私だって同じように休みたいさ。

とくに夏休みはもらってませんが、夫が連休を利用して車を取りに帰宅したので、一緒に異動先まで行き、夫の実家に一泊して帰ってきました。

日程的には金曜の夜に出て、夜中に異動先に着いてホテル泊まって、翌日は夫の実家に移動して泊まって、次の日に私だけ新幹線で戻ってきました。

そんな弾丸日程で、何しに行ってきたかというと、内見です。

まだ異動日は決まってないけど、夫の異動は内定してるし、どんな感じが見に行こうって感じだと思ってたんですけど、結論からいうと、新居決めました。

こんなに早く、さっさと決めて良かったのかと、未だに迷ってますけど、結果的には良かったんだと思います。いや、思わないとやってられない。もう、申込み金は払ってあるので、後戻りできないし。

ただ、相変わらず夫の楽天さというか、計画性の無さにイライラしました。思い出し怒りというか、ずっと燻り続けてるんだと再確認した。普段忘れられてるのが不思議よ。

物件探し自体は、結婚以来。あの時も大変だった。不動産屋は2件ぐらい回ったかな?

事前にネットで探してもほとんどが見せ物件で、実際にはないし、不動産屋が出してくる物件はことごとく気に入らないし、その中でなんとか決めたのが今の部屋で、見せてもらった時は気に入ったけど、住んで見ると色々不便だったり・・・。まぁ、部屋探しなんてそんなもんだろうけど。

というわけで、久々の部屋探し、今回も事前にネットで検索し、気になる物件を多く所有してる不動産屋さんに直接伺いました。

前回と違うなと思ったのは、ネットで探した物件が何軒が実際に見れたこと。時期が違うと言えばそれまでだけど、正確に情報提供してくれてるの嬉しいです。ただ、第一希望にしてたところは、もう申込みされてたみたいで、しかもそれが2週間前というのは、ちょっと、え?と思いました。残念だけど、タイミングだよなぁ。

今回は、夫の希望でメゾネットタイプが良いということなので、メゾネットタイプの部屋を3件紹介してもらいました。会社に近いけど、周りに何もない物件を2件、繁華街は近いけど、会社が遠い物件1件。どれも、間取りは希望通りでしたが、立地がいまいち・・・。この中で選ぶのは厳しいなと思っていた、不動産屋へ戻る道の途中で、この辺りにも1軒メゾネットタイプがあるというではありませんか。不動産屋さんのある辺りは、繁華街というほどではないけれど、お店がならぶ大通りで、会社へもそれほど遠くはなく、住みやすそうだと思っていたところでした。

そのまま引き返して物件を見せてもらうと、少し狭めではあるものの、築浅で、キレイだし、外に水道もあるし、文句なしな物件。懸念すべきは、駐車場が1台分しか借りれないことでしたが、近隣で借りることもできそう。

しかし、今回は会社へ何も報告していないので、とりあえず一旦持帰り、夫が社長に相談しました。

他に良い物件がすぐに出てくる保障は無いし、入居するまで1ヶ月はかかるので、時間もないし、物件自体は気に入ったので、申込みを決めました。

決めたはいいけど、どこから申込み金を出すかとか、初期費用はどこから出すかとか、夫がほとんど考えてないことにイラッとしました。安易に定額貯金崩すとか言わないでほしい。お前が2年ぐらいの間に使いまくった貯金があれば、今、そんなことで悩まんくて済むのに!と思ったし、後で直接言いました。

自分の中で、定額貯金を崩すって、結構な事態だと思ってるので、とりあえず私の貯金と残り少ない二人の貯金を使うことになりそうです。ムカつくわー。

夫が毎月湯水のように使ってるお金の半分でも貯金できてたらなー。

この期に及んで、2年ぐらいお金貯めてマンション買いたいとか言い出して、こいつ全然反省してないし、自分がこの2年でどれだけお金使ってきたのか、全然わかってないんだなって思いました。そのうち表にしてあげよう。

私の車も買わなくちゃいけないのに。全然お金が足りないなー。

兎にも角にも、家を決めたってことで、賽が投げれた感じです。もう、戻れない。

やっぱり異動しませんとかもう言えない。いや、だいぶ前から言えないけど。

異動しちゃったら、逃げ場ないし、またコソコソお金貯めていくしかないな。

夫はお金に対して自由にしてるから、私は時間を自由にするわ。適当に遊びに行こう。

余談ですが、対応してくれた不動産屋の営業さんは地元ぐらしが長い子持ち女性で、今の自分とは、生活スタイルが違いすぎて、やっていけるか、ちょっと不安になってしまった。まずは、車の運転に慣れないとどうにもならないっぽいわ。不安だわ。

しばらくは、電車で都市部に行くスタイル崩せないかもな。それでもいいや。

あと、初めて異動先且つ夫の地元へ夏に訪れんたんですが、日差しが強すぎて辛かった。暑いのは当然だけど、日が出ると眩しいし、肌が痛いし、対策が必要だなと思いました。今回は、先日買ったカラコンを試したいものあって、グラサンを持参してたんですが、大正解でした。カラコン自体は思ったよりも色が強くでないので、普通に遊びに行くのに使う分は、気づかれないぐらいかもしれない。むしろグラサンかけてることに引かれてたような気がする。もう少し地味なやつも買おうかな。

まだまだテンパる日々が続きそうな予感です。

気温と共に高まりつつある。

7月が涼しかったのに、梅雨明けした途端に明け方からセミが鳴く気温になってしましたね。朝から30度が普通になるの止めてほしい。

私が住んでる場所は、学校の裏山の側なので、絶え間なくセミが鳴いています。ノイズ感がやばいです。

さて、7月最終週あたりは、自分で色々予定を組んだせいか、なかなか忙しく、気温の変化、気圧の変化、ホルモンバランスなんかで、なかなか頭おかしくなってる感じがありました。

月曜日は映画に行って、火曜日はバレエ、水曜日は社長面談、木曜日は友達と飲み、金曜日は客先のお祭り、土曜日はりぼん展、日曜の夜もバレエ。こんな一週間初めて。

映画は面白かったし、バレエは相変わらずですが、社長面談が、結構なストレスだったみたいで。テンパってる感がすごかったです。未だに異動する実感がなくて、っていうか、信じたくないみたいで、具体的な話されるのすごく辛いです。しなくちゃ仕方ないんだけど。

友達はいつも舞台を観に行く友達で、でも、二人で飲むのは久しぶり。やっと、異動する話もできましたが、前半はほぼ友達の愚痴を聞いてました。新しい環境って、やっぱり不安だし、大変だよね。日付変わった頃に帰宅したのも久々だった。翌日の客先のお祭りは、相変わらずホウレンソウできねー事務所だからか、当日に知ることが多くて、イライラしたけど、お祭り自体は楽しかったです。テキ屋のようにフランクフルトを焼いてました。若手ばかりでお手伝いしたので、終わった後は打ち上げに。若手だけで飲むのはとても久しぶり。色々話す機会が持てたのは本当に良かったと思います。

私も一番近い先輩とサシ飲みして、現状報告出来て良かったです。余計なことは色々してしまった感じあるけど、まあ、いいや。明るくなるまで話したの久しぶりすぎて、脳が溶けそうだった。

翌日はりぼん展で、それは日記にかいた通り。日曜のバレエは特別講座で、今回は振り付けしてもらい、踊りました。ワタワタしてどうしようもなったけど、バレエしてるって感じでとても楽しかった。

さらに翌週の月曜は歯医者で歯を削られ、火曜日はバレエ、水曜日は後任探しをお願いしてる派遣会社の営業さんとの面談でした。

また、ホウレンソウできねー会社なので、詳細を知らされておらず、てっきり、後任候補の方がいらっしゃると思ったら、探す段階の詳細を詰めに営業さんがいらしただけでした。なんだよ。めっちゃ緊張して待ってたのに。そこで上司のいらない面とか見ちゃったりして、余計にストレス感じて、帰りに気になってたお店に一人で飲みに行きました。小さいお店でカウンターだから、全然一人で平気なんだけど、なんか疎外感あったの寂しかったな。愚痴りたくて夫にラインしたけど、既読も付かなくて悲しかった。

サシ飲みした先輩にもラインしたけど、軽くあしらわれてる感じで、申し訳なくなってしまった。みんな、ストレスとか愚痴とかどうやって吐き出したり、解消させたりしてるんだろう。

モヤモヤしながら週末まで過ごして、週末に電子書籍で漫画大人買いしたら、めちゃくちゃテンション回復できました。

素敵な彼氏 1 (マーガレットコミックス)

素敵な彼氏 1 (マーガレットコミックス)

 

 前にも途中まで読んだことがあって続きが気になってたんですが、物理で買うか電子で買うかも迷ってたんですけど、推しが電子コミックのCMキャラになったので、推しに課金する気持ちで買えました。推しが私の背中を押してくれた・・・。

漫画自体は、少女漫画の王道ぽいようで、ちょいちょい斜め上?主人公のホワッとしてそうで、全力な感じとか、相手の男の子の、クールっていうか、悟り系?な所とか、本当に大好き。アラフォーの今だからこそ、こんなの無いよって言わずに楽しめてる感じがある。2日にかけて出てる巻全部買って、何度も読み直してます。早く続きが読みたい。

少女漫画で変なテンションになってたせいか、初めてカラコンを買いました。安かったし、メーカーものでパッケージも可愛かったし。

眼科併設のメガネ屋さんが扱ってるものなので、先に眼科で試着させてもらって、視力検査などもしたんですが、対応してくれた医療従事者の方々は、アラフォーがカラコン買おうとする様子をどう思ってらっしゃったんだろう。笑いこらえてたんだろうか・・・。まぁ、買っちゃたんで、遊ぶ時とかにただのコンタクトと変わらない感じで着けようと思います。メガネ族なんで、グラサンかけるときと、テーマパーク行く時ぐらいしか、着けないんですけどね・・・。まぁ、いいじゃん。

そんな感じでテンションおかしめな、夏の始まりです。今月もやること色々ありそうで、テンパリ気味ですが、早めに諦める方向にシフトできるように頑張ろうと思います。