私の事しか語れない。

日々の彼是。脳内垂れ流し。

爆ぜるほど詰まっていたのか溜まっていたのか。

久しぶりに酷い喧嘩をしました。酷いというのは、深刻ということではありません。

きっかけは、些細な、本当に本当に下らないことで、ただ、喧嘩の仕方が酷かった。

夫は激昂して、怒鳴り、ハンドルを何度も叩き(車で移動中でした。)、ブレーキを急に踏んだりして、不機嫌を表しました。

私は、泣きじゃくり、ヒステリックに叫び、言葉をぶつけ、夫を責めました。

たまに、喧嘩をして、お互いに言いたいことを言うぐらいが、夫婦仲良くいる秘訣だと言う意見を聞きますが、それは、コミュニケーション能力の高い人達ができることなんだと思います。

私達は、喧嘩をしても、スッキリなんて出来ません。やり過ぎたなと思った頃に、夫が謝って来たり、なんでもないように、普段どおりのことをして、喧嘩は終わります。

喧嘩中に言ったことは、なかったことのようにされて、お互いに再度冷静にそれについて話すようなこともなく、ただ疲弊するだけ。今回は、お互いに怒ることに疲れすぎて、帰宅してから、寝込んでしまいました。

私は、根に持つタイプなので、何度も夫に言われたことや、言ったことを思い出しては、新たに落ち込んだり、イライラしたり、意味のないことだとわかりつつも、一人で引きずってしまいます。

夫は、なんでもないように振る舞っていますが、胸の内まではわかりません。

1年ほど前に、問題だと思っていたことが、解決しないまま、先送りにし、少しの猶予期間のようなものが与えられ、半年近くは考えないで済んでいたのですが、ここに来て、また目の前に提示されることになり、考えないではいられなくなりました。

1年ほど前に書いた日記を読み返すと、驚くほど、そして呆れるほど状況が変わっていなくて、ガッカリしました。多分、そう遠くない内に、また似たような事態に陥るのだと思います。

喧嘩をする前、ちょうど、それに関することを話していました。お互いに、不安や苛立ちを抱えていたのだと思います。それで、つまらないことを引き金にして、爆発させてしまったのでしょう。

私達の喧嘩は、言い合いでも、議論でもなく、ただのマウンティングです。どちらが上位なのか決めようとしてしまう。内容は二の次なのです。だから無意味だし、発展もない。それを機に論点にしていた問題を解決することは出来ないのです。

じゃれ合いと言ってしまうのは、さすがに辛いですが、似たようなものかもしれません。

この先も、平行線は続くでしょう。お互いを舐め合って、お互いを変わるべきだと思っている二人に行き着く先などありません。睨み合いながら、同じところをぐるぐる廻り続ける様は、傍から見たら、遊んでいるようで、楽しそうにさえ見えるでしょうか。

廻り続ける輪の中心は、私達が遠ざけたがっている、様々な問題です。たまに触れては、上手に扱えず、放り出して、また積み直して、賽の河原のようにくり返しているのです。それを続けて、はや5年。逃げぐせのある私は、そろそろ退路を探しています。

緑の紙を貰いに行くのは簡単ですが、今は、それを恥ずかしい、と思ってしまいます。

簡単に離婚だなんて言い出して、恥ずかしい。離婚するような相手と結婚を決めて恥ずかしい。結婚相手と正常な結婚生活を営めなくて恥ずかしい。

世間に対して、恥ずかしいと思っているのです。

たくさんのことに目をつぶって、先送りにして、何も考えないで、何かをすり減らして、この生活を続けることは、それほど難しくありません。意外でしょうか。でも、そうなのです。私には、日常を変えることのほうが難しい。きちんと向き合って、それでも相容れなくて、それぞれの道を探る、なんてことができるとは、今は思えません。

逃げると言っても、今は宛がないし、職場も一緒なので、逃げたら職まで失うことになってしまう。それは、困る。

何を解決したら、少しはマシになるのか、それが知りたい。今回のきっかけとなった、小さなことを、回避できるように先回りしたり、我慢したりすればいいのだろうか。でも、それは対処療法であって、根本的な解決ではない気がする。

ほら、またグルグル考えている。下らない、つまらない、犬も喰わない喧嘩でしたが、その原因がずっと変わらないことにも、自分の怒り方が中学生ぐらいから変わらないことに、軽く絶望しました。己のメンタルが成長してないなら、大人として解決できるわけないよなぁ。

全部、夫のせいにして逃げ出したいけど、案外、夫も一緒に生活一新させたら、全部解決したりしないかな。

そういう大逆転発想も、中坊メンタルぽくて恥ずかしいわ。

それが天下の回り物らしいので。

久しぶりに一人の休日が出来たので、やっと推しの映画を観に行って来ました。

okuotoko-movie.jp

公開前から怒涛のプロモーション、主演ドラマの放送も重なり、久々に雑誌を買い漁り、録画しまくりました。もちろん、舞台挨拶的なものには、行けていません。

今回も、あまり内容を知らずに観たかったのですが、宣伝を見るとそういうわけにもいかず、なんとなく話の流れは知っていました。

推しの役どころは、主人公の親友で、今や富豪の九十九。余談ですが、九十九がファーストネームだということに、エンドロールで気づきました。誰も名字で呼んでなかったような・・・?予告では、学生時代と思われるメガネ男子姿とIT社長と思われるイケメン姿の両方が、だいぶ、好みのビジュアルだったので、結構楽しみにしていました。

話としては、借金苦でダブルワークに勤しみ、妻子とも別居状態の主人公が、宝くじで三億円を当て、それをどう使うべきか、富豪になった親友、九十九に相談しに行く。しかし、それを持ち逃げされてしまったので、九十九を知る人達に会いに行き、九十九探しを通して、お金とは何かを考えていく。という、感じなのですが、誰かがツイッタでクリスマスキャロルのような感じと言っていたのが、しっくり来ました。

お金ってなんだろう、というのは、少し前から考えていました。夫の使い込みに悩んでいて、カードの支払いに仇してしていると、口座の数字に悩んでいるのが、馬鹿みたいに思えてきます。ネットで買い物をするとき、私の財布から現金が消えることはなくて、数字だけがお金のやり取りを表している。お金とは、数値そのもののことでしょうか?

口座にお金を入れていても、自動引き落としされると足りなくなることが多く、どうしても支払わなければいけないものを残しておきたくて、予め下ろして、引き出しに現金をしまっておきました。数値を具現化した、紙幣そのものがなければ、お金として使えないこともあるのです。では、紙幣こそがお金の本質でしょうか?

これも余談ですが、映画の中で藤原竜也演じる千住という人間は、怪しげなセミナーで集まった人に、紙幣そのもには価値がない、これはただの紙だ!と煽って、紙幣を破り捨てさせます。しかし、あとから、捨てられた紙幣を拾って、自分のものとするのです。千住は、「人は紙を神にしているんだよ。」と言います。これを聞いたときに、頭の中でCreepyNutsの『紙様』

youtu.be

が流れたので、ぜひ聞いてもらいたいなと思います。歌っているのは、千住と真逆の立ち位置の人物ですけど。上手いこと言ってる感じの歌詞が好きです。言うてね。

お金というのは、数値の具現化であり、価値の数値化でもあります。お金を払うことで価値を発生させる。モノ化させるとも言えるでしょうか。お金で買えないものってなんでしょう。資本主義な世の中では、人も時間も買うことができる。労働の対価として給料というお金が支払われているのも、時間と労力の数値化とも言えると思います。

性風俗が商売として成り立つことに、ここ数年、疑問を持ち続け、答えを出せないでいます。今もわからない。けれど、お金を払う人がいるというのは、一つの簡単な答えなのかもしれないと思いました。

では、価値とは何か。何で価値が決まるのか。私は経済に明るくないので、詳しいことは分かりませんが、映画の中で、主人公は一つの答えを見つけたようで、私もなんとなく、それがわかるような気がしました。

映画としては、興味深い。に留まるぐらいの印象です。面白いけれど、言うほどエンターテイメントではない。

場面としては、主人公と九十九がモロッコ旅行した場面がとても美しかった。その時点で、九十九がお金や価値というものに関して、ものすごく、考えていたんだと思えるエピソードがたくさん含まれていて、重要なシーンだったし、どもりながら話すメガネの推しが超絶可愛かったです。

落語の『芝浜』が重要なファクターになっていたので、それを知ってるか知らないかで、感想が変わるのかなとも思いました。私はアニメの昭和元禄落語心中で聞いただけですが、聞いておいて良かったなと思ってます。山ちゃんの助六最高なんだ。だから、オチのセリフの扱いが勿体無いなぁと思ってしまった。落研の落語ってところでは、あれぐらいがちょうどいいのかもしれないけど。

ごちゃごちゃ言いましたが、もう1回ぐらい観ます。多分。

 

怖いもの見たさで開く。

アラサーもそろそろ終盤になろうかという歳になったのだけれど、ここに来て、まだ色々と新しい経験をしている。急に何かが増えたというよりは、前々から興味はあったけれど、踏み込めなかったことに、ようやく一歩踏み出せるようになった事柄が多い。しかし、今回は、わりと予想外と言えば予想外。

HIPHOPユニットのライブを観に、ZeppTokyoに行ってきました。

文面だけみると、学生さんかなと思うような事象。でも、こちとらアラサーですから。どっちかというと、ヲタ臭漂うかつ腐ってる感じのBBAですから。バンド系は好きですけど、ライブに行くほどではないので、Zeppにも縁がない人生でした。

それがHIPHOP。我ながらびっくり。

行ってきたのは、Creepy Nutsという、1MC1DJのユニットのライブ。初めて聞いたのは、オードリーのラジオのはず。現在は、彼らもラジオをやっている。今のとこ初回から全部聞いてる。ラジコ様様です。音楽は詳しく説明できるほどわからないけれど、曲も面白くて、モテナイ系っていうか、こじらせ系っていうか、深夜ラジオやってるのが、よく分かる感じのノリがとても好ましい。歌詞っていうの?ライムっていうの?も、曲っていうの?トラックっていうの?も、どれも、すごくカッコいい。語彙力。

メジャーでのファーストアルバムを引っさげた、初の全国ワンマンツアーってことで、やってるのは、知っていたけれど、でも、HIPHOPのライブって、怖いんでしょ?って感じで二の足を踏んでた。それでも行くことにしたのは、再三に渡る二人のラジオでの呼びかけ「俺らのライブは怖くない。」の言葉と、「来場特典にラジオを収録したCDあげます。」という、物で釣ってくるスタイルに全力で引っかかったから。あと、行くことにした1ヶ月前ぐらいでも、普通にチケット取れたからです。

ライブハウス自体、ほとんど行ったこと無くて、荷物預けた方がいいのか、フリースペースのどの辺に陣取ればいいのか、入る前も入った後もドキドキしてたけど、意外と客層が色々で、若い子だけじゃないし、ラジオリスナーぽい感じの人もいて、ゴリゴリのHIPHOP好きだけってわけでもなくてホッとした。そして、ライブが始まってしまえば、そんなの全部関係なかった。ただただ、二人がかっこよくて、めちゃくちゃ楽しくて、2時間近く、ずっと飛び跳ねてた。全然やったことない片手あげるヤツとか、知ったかぶってやってたし、Rさんの煽りに従って、上げたり跳んだりするのが、すごく気持ちよかった。ぶっちゃけDJって何やってるのかよくわかんなかったけど、忙しなくノリノリでなんかやってる松永さんも、すごくカッコ良かった。

HIPHOPに詳しくない人間が結構いるのも分かってて、客からお題もらって即興で韻を踏んでいったり、DJプレイっていうの?を俯瞰で見せてくれたり、もっとHIPHOPを知りたいと思えた。

歌ってるRさんは、声がドチャクソシコくて、マジかと思ったし、DJやってる松永さんは、ただただイケメンだった。

でも、合間のMCはいつも聞いてるラジオのノリで、すごく楽しかった。二人の掛け合いが面白すぎて、めちゃくちゃ楽しい。松永さんがDJなのにすごい語彙力で、言葉がどんどん出てくるのを目の当たりにして、改めて二人の凄さを感じた。二人の仲の良さを観てると私の腐った部分が疼くわ。それなりのストーリーやヒストリーがあるのもエモい。

HIPHOPの世界観というか、男尊女卑的な思想には、全然賛同できないし、たまにする風俗や、女性を人間として見れてないような話は好きじゃないんだけど、今回、ステージで歌うRさんを見て、めちゃくちゃ雄を感じたし、抱かれたいっていうか、しゃぶりたいって思ってしまったので、そういうものだと思うしかないのかもしれない。

松永さんに対しては、ずっと見てたいって思いました。カッコいいけど、どこか可愛くて好き。このまま運命の人に出会うまで貫いて欲しいって勝手に思ってしまった。なんか妄想が捗ってしまいそうなので、このぐらいにしておく。

とにかく、すごく楽しくて、良い体験が出来ました。また行きたい。

次は、ちゃんと荷物預けて、はっきり顔が見れる距離まで行きたいな。でも、人の熱気と匂いが結構辛かったから、夏は無理かもしれない。あと、やっぱりまだ怖いので、フェスとか対バン的なのは辛いので、またワンマンやってほしいです。

 

新しい扉を開いた感じではあるけれど、結局、ラジオやオードリーから繋がってきてるから、好きなことって全部タグ付けされてるのかもしれないなって思った。

もっと早く好きなことを好きなだけやれていたら良かったなとも思うし、この歳だから、少々の自制心と制約によって、何かを抑えられているのかもしれないなとも思う。

できれば、退社時間があと30分早ければもっといいんだけどな。

詰め込む隙があるうちに。

シルバーウィーク後半戦が終わって、そろそろ9月も終わり。夫の出張も終わったので、一人で過ごす休日も終わりました。ああ、次の出張が待ち遠しい。

先週の連休も休みが取れた夫が帰ってきたのですが、今回はとくに出かけたりせず。近場で食事に行ったり、買い物したりして、おもに家で過ごしました。

家では洗車もしたのですが、私の手際の悪さや、スーパーに行った時に、私を見失い、さらにスマホを持っていなかったので、連絡もつかなかったことに、ぷち立腹して、なんだかブチブチ言ってましたけど、知らんがな。洗車の手順を覚える気は無いし、そんなに広くもないスーパーで、ちょっと離れたぐらいで、ぐずってんじゃねーよ。と思いましたよね。稼いだ金全部自分で使う生活してるくせに、自分中心に生活回そうとしてくるところに、ムカついて仕方がないです。大事にされたいなら、それなりの勤めを果たしてほしい。

それはさておき、連休中にいくつかDVDを借りて観たり、映画を観に行って、色々インプットしたので、備忘録がてら、ちょっと吐き出し。

以下、ネタバレ含むので折ります。

続きを読む

風が吹いても何も儲からない。

猛烈だか強烈な台風が来たと思ったら、大地震にみまわれる、ここ数年、ずっと何かにみまわれ続けてる気がする。被害に合われた方々には、お悔やみ申し上げたい。

取り立てて何も出来ることはないけれど、日常を変わりなく過ごすことで、経済を回している気分にはなりたい。関西にも北海道にも旅行に行きたい。休みをください。

そんな感じで9月ですね。すっかり涼しくなって、秋。平成最後の秋。秋っぽいことってなんだろうなと思いつつ、秋限定のビールを飲み、秋の果物を食べたりしてます。

先日、夫が出張先から一時帰宅してきたので、葡萄を買ってきてもらいました。巨峰っぽいのと、なんかサッパリしたのと2種類あって、どちらも美味しいです。

何しに一時帰宅してきたのかと思ったんですけど、単純に帰ってきたかったみたいです。へぇ。前回は、一度も帰って来なかったんですけどね。

せっかく帰ってきたので、ディズニーに行ってきたりしました。15時から入れるチケット買って、半日楽しみました。土曜の割に比較的空いていたのは、夏休みが終わったばかりだからか、災害の影響か、どっちもか。アトラクションの待ち時間も、普段なら100分以上なところが、60分きってたりして、割とスムーズに色々乗れました。

相変わらず、アトラクション待ち中には、会話ないですけど。夫に、「君がスマホをみるのを許してくれるタイプで良かった。」とか、言われたんですけど、別に許した覚えないです。普通におしゃべりしたいし。今回は、夫がイヤホンとアンプ持参してたので、コイツ、本格的に話すつもりねぇな、と早々に諦め、私もスマホでつぶやいたり、マンガ読んだり、小説読んだりしてました。前後見渡しても、そんなカップルいなかったので、やっぱりデートらしく、おしゃべりしたり、ちょっとイチャイチャするぐらいが普通なんだと思います。それでも、色々乗ったり、食べたり、ショーを観たりして楽しめたので、行って良かったと思います。

行って良かったと言えば、マジでFPに相談してきたんですよ。推しのグッズに呼ばれて。FPとお話するの初めてだったんですけど、半分ぐらい愚痴聞いてもらう、カウンセリング扱いしてしまって、ちょっと申し訳なかったです。普通に、保険の話もしたので、検討してる途中ですが、夫のカードの過剰利用の話したら、さすがに引いてました。だよね。私としては、赤の他人に愚痴れてちょっとスッキリはしました。

夫の金銭感覚に関しては、やはり私に出来ることは特にないようなので、自分の出来る範囲で積立でも始めようかなと思ってます。

関係ないけど、相談場所として保険屋さんのオフィスに行ったら、推しの等身大パネルがお出迎えしてくれて、めっちゃニヤニヤしてしまい、隠すのが大変でした。

また、相談に行く予定なので、次こそ写メ撮らせてもらおう。

なんか、自分のへそくり口座作って、こっそり積立も始めちゃったら、本格的に家計を別にする準備をしてるみたいだなぁと思った。

夫が帰ってきていた2日間は、そんな話は何もせず、ただ楽しく過ごしていた。非日常を過ごすには良い相手だよなぁと改めて思った。日常を過ごすには辛い相手とよく結婚したなと自分でも思う。日常がグチャグチャでも、これからあるかもしれない、非日常の非常事態に、的確に対応をしてくれるなら、日常の不穏さはチャラになったりするのだろうか。

防災に関して、ほとんど何も出来ていない平和ボケなお気楽夫婦ではあるが、もし、台風や地震があった時、夫は私を守ることを考えてくれるだろうと、ぼんやりと思っている。それに対する信頼はある。それがあれば日常のあれこれに目を潰れるかというと、もちろん、それはまた別のお話なのだ。

カード払いは、要するにカード会社への借金なので、使った後に請求が来る。請求が来てから、ゴチャゴチャ言っても、後の祭り。利用額に関して言及したいなら、使う前に言わなくてはいけないけれど、夫がいつ、何に使ってるのかわからないので、言及できない。全て後手に回って、貯金額が減るだけ。FPの人は、そんなお金の使い方をする生活は、長く続かないと言っていたけど、本当だろうか。貯金が無くなった時が、最後だなと思っている。金の切れ目が縁の切れ目か。そんなことで別れるなんて、と言われるだろうか。私だって、お金のために結婚したつもりはない。けれど、浪費家に餌を渡すために結婚したつもりもない。夫との結婚は色々と高くついた気がしてならない。

災害は御免だけど、何か夫の金銭感覚を揺るがすことが起きればいいのにな。

夏が終わろうとしている。

8月中に新学期が来る子供に同情しないでもないけど、それが普通だと思ってる子供には意味不明だろうな。いや、私も高校の頃は8月末ぐらいに学校に行っていたような気もする。よく覚えていない。

すっかり涼しくなって、でも暑い日もあって、夏なんだか秋なんだかよくわからないけれど、日にち的に8月は終わろうとしている。

結局、お盆休みというわけではないけれど、一日だけ平日にお休みを頂いて、私は3連休。夫は2連休になった。

1日目は、夫は午前中は主に病院に行き、私も色々と用事を済ませ、夜にディズニーランドに行った。夫と行くのは久しぶり。数年前に行った時は、最初から怒られて、夢の国で涙目になっていたけれど、今回は、夜に行ったことで、余裕があったのか、喧嘩はせずに済んだ。滞在時間は短かったけれど、とても久しぶりにエレクトリカルパレードを見たし、夫が好きなターキーも食べられたし、ポップコーンは3種類も食べてとても喉が乾いたし、アトラクションも4つ乗れた。新しくなったイッツ・ア・スモールワールドに入れた。ディズニーランドは35周年で、同い年の夫は記念のグッズが欲しいと、珍しくいくつかお土産も買った。帰宅する頃には日付が変わっていたけれど、充実したと思う。

私が長蛇の列に並んでいる間に夫が歩き回って、食べ物を買ってきたりするのが、お決まりになっている気がする。3.11の時に、停電になっている部屋に私を残して、食べ物を調達しに行ったことを思い出す。辺りが暗くなっていくなかで、一人で部屋に残る怖さと、帰ってきた夫が温かいおでんを食べさせてくれた安心感。有事の際は頼りになる人だなと思う。しかし、日常に有事なんて、ほとんどないから、有事と言うのだ。

2日目は、ダラダラと過ごした。本当に一日中、テレビを見て、録画を消化して、家にあるものを食べて、ゴロゴロしてるだけ。「こんなにゆっくりしていていいのかな?」と夫は言ったけれど、夫がやるべきだと思ってるのは、洗車ぐらいなので、そんなことで体力削るよりも、ゴロゴロしてる方がマシだと思い、「体を休めた方がいいよ。」と笑った。

翌日には夫は仕事に行き、私はいつもどおり、最低限の家事をして過ごし、その2日後には、再び出張に出かけて行ったので、また一人の時間を過ごしている。

夫を見送ったその日に映画を観に行った。『オーシャンズ8』軽快で、爽快で、笑えて、カッコいい映画だった。オーシャンズシリーズは観たことがないけれど、観なくていいような気がする。チームを集めて犯罪ミッションに挑むのは、夫と観に行くワイルド・スピードシリーズと似ていたけれど、オーシャンズ8の方が、誰も死なないのがいいと思った。

週末には、友達とご飯を食べた。雑居ビルの中とは思えないおしゃれなお店だった。食事が運ばれる度に写真を撮り、友達はインスタのストーリーに上げていた。

2軒ハシゴして、最後のカフェで、めちゃくちゃ夫のことを愚痴ってしまった。言わなくていいことまで言ってしまった気がする。彼女の話も聞いて、最終的に金が欲しいといういつもの結論に落ち着いた。

子供の話になった時、色々言ってくれたのに、デモデモダッテになってしまったのが、申し訳なかった。彼女は気にしてないのかもしれないけど、多分、前提条件が違うんだと思った。私がなんで出来ないんだろう、と言ったら、「まだ準備が出来てないってことかもしれないね。子供は親を選んで産まれて来るって言うしね。」と言われて、ああ、ハイハイ、それね。って感じで、変な風に笑ってしまった。彼女自身に子供はいないけれど、そう思うようなことが身近であるらしい。まぁ、その言葉が必要な親もいるよな。あくまで、親のための言葉だよなと思う。産まれてくることに責任を負わされる子供なんていないんだから。自分が不妊で悩んだ時は、その言葉を慰めと取れるのか、まだまだ足りないんだと責められてるように取るのか、わからないな。

 

平日に休みをもらった日、夫に買い物に出かけると言って、ついでに銀行で口座を作った。とても悪いことをしているようで、ドキドキした。何も悪くないのに。

投資やら積立やらも勧められたけれど、元金がないので何もできない。ある程度、まとまったお金が出来たら、それもいいかもしれない。

夫は相変わらず、出張先で熱心に散財しているらしく、別の用事で夫と連絡を取り、共有のフリーメールを確認していたら、夫保有のカードの会社から、メールが来てるのに気がついた。どうやら、支払いを分割するようにしたらしい。アホかと。

これは一体、どういうことだと聞いたら、なんでそんなことを私が気にするのかわからないようだった。「分割しなくちゃいけないぐらい、使ったってこと?」と聞いたら、「まぁ、色々あるんだよ。」と笑っていた。「分割のほうが割高になることがわかってるの?」と聞くと、「知らなかった。」だと。フザケンな。

一体どれだけ請求がくるのか、今から恐ろしい。もう、どうしたらいいかわからない。

どうしたらいいのかわからないので、とりあえず、FPに相談しようと思う。

ちょうど、推しがCMをやってるとこで、推しのグッズがもらえるキャンペーン中だし、これは、推しがくれた好機だ。

夫の勝手に分割、即ち、まためっちゃ金使ってることがわかった次の日、朝からイベントに出かけた。まだ落ち込んでいたので、行くかどうか迷ったけれど、夫が出張中にイベントがあるなんて好都合すぎることが今後あるともわからないので、行くことにした。現地に到着すると、以前、冬に同じイベントに行った時よりも、列が長い気がして、日傘も使えず、不安になった。けれど、思ったよりも早く列が動いてホッとした。

相変わらず、ただ買うだけだけだったけど、目当てのものが全部買えて良かった。

その日は、夕方から用事があったので、そのまま時間を潰したり、先日、子供が産まれた従兄にお祝いを送ったりしたので、結局、夜まで出かけっぱなしになった。割と何も考えずに、イベントで買い物したり、従兄のお祝いを選んだり、お茶をしたりしたけれど、やっぱりとても夫のような金額にはならないなと思った。

基本、保険を勧める場所で、家庭の相談をするのは憚られるが、ライフプランの立て方の一環として、聞いてみようと思っている。夫の金銭感覚がヤバくて、老後が心配なんですって言ったら、法テラス紹介されたりするのかな。普通に、貯蓄型の保険か、個人年金保険勧めてくるんだろうな。その、保険料を捻出する方法を知りたいんだけどな。

募らせたいのはそんなものじゃない。

お盆に働くのが普通になってる自分が、嫌だ。ギブミー夏休み。結婚前は、お盆とはずらして数日の休みをもらい、友達と旅行していたのが懐かしい。

今年は、夫の出張もあるので、とりあえず平日1日の有休を取ったけれど、一日遊びに行くぐらいだろうな。それも夫の体力次第。

つくづく、何をするにも夫次第になってるところが嫌で仕方ない。私は私で勝手にやりたい。

そう思うのは、もう、数えるのも嫌になってきた夫の過剰なカード利用のせいだ。

もう嫌だ。本当に嫌だ。投げ出したい。殴り飛ばしたい。出て行きたい。

自分の給料を思うように使いたいなら、一人で暮らしてほしい。

なんで私が家事などして、夫のケアをして、夫のカードの支払いの補填までしなくちゃいけないんだ。何だこれ。マジで離婚案件なんじゃないか?法テラスに相談してもいいんじゃないか?FPに相談すべき?

夫に聞いても、結局、何に使ってるのかハッキリ言わないし。後ろめたいんだろうけど。ネットかな?とか言ってたけど、エロ動画とかって、そんなに高いの?何本買ったら、20万近い金額になるの?何に課金してんの?何に使ってたとしても、金銭感覚オカシイだろ。

夫を何度責めて、泣いても、一向に変わる気配がなくて、無理な気持ちが強い。

ちょうど、一昨年に結婚したアラフォー従兄夫婦に子供が産まれた話を実母から聞いたばかりだったので、余計に情けなさが募って仕方なかった。

選んだのは自分だけど、こんな人だったのかな?という感じ。

私が見る目がなかったのかな。でも、付き合ってるときも、結婚してすぐの頃も、こんなことなかった。

本当に、もう、どうしていいかわからない。誰かに相談したい。でも、多分、私がどうこうしても、仕方ない。使ってるのは夫だから。

誰かに、あなたのせいじゃないよって言ってほしい。

っていうか、絶対私のせいじゃないけど。私のせいにされたらたまったもんじゃないけど。

私のせいでストレス溜めてたとしても、解消方法に大金使うことにしたのは夫だし。

責められたくないなら、バレないように使うか、私に口座の管理させるの止めればいいのに、バカじゃないのかな。

アホらしくて、情けなくて、悲しくて、逃げたい。

夫を責めた日は、夫の為になにかする気がしなくて、しようとすると泣けてきたから、洗い物も、お弁当の準備も何もしないでふて寝した。同じ布団で寝るのも嫌で、リビングで寝てたら、足も腕も腰も痺れた。

夜中に布団にいないことに気づいた夫が、声を掛けてきたので、結局布団で寝たし、お弁当のおかずも作り置きしてあるので、朝、準備して持たせた。

先に出る夫をいつも通り、ハグしてから送り出した。ハグして、気をつけてね、と声をかけるだけで、通勤時の事故率が下がると、どこかで聞いてから実践してる。通勤途中で死なれても、保険に入ってないので、私にはわずかな貯金ぐらいしか残らない。

仕事場で倒れるなり、怪我なりすれば、労災使ってもらえるだろうけど、同じ会社なので、微妙に肩身が狭くなりそう。元気に社畜してもらえるのがいい。夫は来週から、また出張なので、そのまま2ヶ月ぐらい行っておいてくれたらいい。夫をATM扱いするのか、と言われそうだけれど、ATMは勝手にに残高減らしてきたりしませんから。

とりあえず、自分の貯金口座でも作るわ。引越し費用ぐらい貯めて、心の安寧をはかりたい。

私達の間に、鎹になってくれるものなんて、何もない。紙一枚だけで繋がってる関係は、紙一枚で切ることもできる。なんて心許ない。危うい関係だろう。

子供が産まれた従兄は父方の人なので、父とも電話で話をした。子供がいないこと、積極的に欲しいと思えないことが申し訳なく思えた。全てが夫のせいではないけれど、余計に責める気持ちが強かった。夫からしてみれば、仕事で疲れているのに、過ぎたことで急に妻に責められて、悪いとは思うけれど、勘弁してくれ、という気持ちだったろうし、そんな態度だった。

安定してなくもなく、楽しいこともなくもない、けれども、日々疲弊して、気づかないうちに何かが、主に貯金が、削られていく生活は、私には恐ろしい。

夫には、この生活がどう見えているのだろう。夫は、たまに私に「幸せ?」と聞いてくる。以前は、「まあね。」と答えていたが、今は、それも言いづらい。お金のことばかりで下品だろうか。でも、生活の基盤だから。安心とか展望とかを形にしたものが貯金なんだと思う。意地汚いだろうか。夫に甘え過ぎだろうか。期待しすぎだろうか。

誰かに、あなたは間違ってないよと言ってほしい。

頑張っているねと、抱きしめてほしい。できれば推しに。